【福岡】シャフタル・ドネツクと慈善試合 避難民も見守る前で全力プレー 岸田首相もメッセージ

<ウクライナ復興支援チャリティーマッチ:福岡2-2シャフタル・ドネツク>◇18日◇東京・国立競技場

J1アビスパ福岡が、慈善試合でウクライナの名門シャフタル・ドネツクと引き分け、勇気と感動を発信した。

試合に先駆け、岸田文雄首相(66)がビデオメッセージであいさつ。招待された戦禍のウクライナからの避難民300人が見守る中で、熱戦が繰り広げられた。

ウクライナ支援が目的のチャリティーマッチを終え、長谷部茂利監督(52)は「協力したいという自分たちの気持ちを持ちながら全力を尽くすことが、いいゲームになるよと伝えた」と選手に話し、試合に入ったという。「サッカー、スポーツのエネルギーというものを世界に示せたんじゃないかと思う」とし、日本を代表してウクライナへ元気を届けた。

前半7分に先制された。だが、同34分、左CKの流れから、相手GKがはじいたシュートのこぼれ球をDF宮大樹(27)が同点ヘッド。同37分、左サイドからパスで崩し、FW金森健志(29)による連続ゴールで勝ち越した。後半追いつかれたが、ヨーロッパを代表する強豪に食らいついた。

今回対戦は、福岡の経営権を持つ「アパマンショップ(不動産賃貸仲買業)」が、ロシアのウクライナ侵攻の直後から、ウクライナ避難民の方へ無償で住宅を提供するなど支援を行ってきた縁で、復興支援を目的に、日本サッカー協会やJリーグ、全国賃貸管理ビジネス協会などの協力を得て実現した。

一連のプロジェクトでの売り上げから経費を引いた利益の全額が、ウクライナの復興支援のために寄付される。

福岡開催(ベススタ)ではなく、国立となったのも、参戦中の欧州チャンピオンズリーグ(CL)直後の長距離移動となるため、チャーター便移動とはいえ、移動時間や疲労軽減などが考慮されたという。

開催は、11月4日ルヴァン杯決勝前から決まっていた。

今季は長谷部茂利監督(52)が就任4年で磨きをかけた堅守速攻で、クラブ史上初の7位フィニッシュで、ルヴァン杯も初優勝し、天皇杯も4強入り。勢いのまま、名門相手にひるむことない奮戦でシーズンを締めた。

だが、この日、名古屋グランパスへの移籍が決定的なFW山岸祐也(30)、期限付き移籍中の元日本代表MF井手口陽介(27)をはじめ、DFドグラス・グローリ(34)らブラジル人3選手、DF三国ケネディエブス(23)、GK永石拓海(27)らがベンチ外だった。

とはいえ、控え中心のメンバーで善戦。復興支援に貢献した。

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