清水内定の阪南大DF高木践が会見、目標を漁師からJに切り替え「応援される選手になりたい」

来季清水加入内定の阪南大DF高木践(撮影・永田淳)

阪南大は19日、大阪・松原市内のキャンパスで来季清水エスパルスへの加入が内定しているDF高木践(せん、4年=阪南大高)の記者会見を行った。

会見には高木とともに朴成基監督(49)、清水の兵働昭弘スカウト(41)が出席。174センチ69キロとDFとしては小柄だが、高木は「自分の特長であるジャンプ力やタイミングを工夫して戦ってきたつもり。それをやれば通用すると感じた。皆さんに応援される選手になりたいと思います」と意気込みを語った。

兵働スカウトによると、清水が高木に注目したのは22年3月のデンソーチャレンジカップから。「守備がうまい選手。相手のFWが力を発揮できないというのを見ていて感じた。距離の詰め方、カバーリングの早さ、コースの読みが素晴らしい」と魅力を感じた。

清水は当時2年だった高木を「獲得候補の最上位にリストアップ」。その後も視察を続け、22年8月には清水の練習参加した際には現場からも「すぐ獲得したい」と声が上がり、11月に条件提示。23年3月に高木から合意の連絡を受けて、仮契約に至った。

23年は特別指定選手としてJ2リーグ2試合、ルヴァン杯2試合に出場。兵働スカウトは「物おじしない性格もプロ向き。デビューして、プロでも十分やれる。開幕からスタメン争いをしてもらいたい」と期待を寄せた。

98年からヴィッセル神戸でプレーした朴監督は、99年に共闘したプレーヤーと高木のプレーが重なるという。「背がそれほど高いわけじゃないけど、身体能力がすごい。バウルーに似ている」。当時チームメートだったDF土屋征夫氏(49)の名を挙げ、高木への期待を口にした。

「状況判断に優れていて、身体的にも恵まれている。体の磨き方、鍛え抜くことをすれば、能力の最大値を出す努力をすれば、夢を与えられるような選手になっていけるんじゃないか。世界のサッカーシーンの中で重要な1人に育ってもらいたい」

家族で釣りに行くことが多かった高木の高3時の夢は「漁師になること」だった。それでもこの4年間でサッカー選手として大きく成長し、Jの舞台での活躍が直近の目標になった。

「漁師は年取ってからでもやれる」といったん置いて、まずは海に近い清水でのレギュラー獲得を目指していく。