【鹿島】ポポビッチ監督の就任を正式発表「偉大なクラブからオファー…心の底からうれしく光栄」

鹿島の新監督に就任するポポビッチ氏(19年12月15日)

J1鹿島アントラーズは21日、来季の新監督にランコ・ポポビッチ氏(56)が就任すると正式発表した。今季はセルビア1部ボイボディナの監督を務めていたが、途中退任の交渉がまとまった。今季限りで退任した岩政大樹監督の後任となる。

クラブを通じ、次の通りコメントした。

「鹿島という偉大なクラブからオファーをいただき、心の底からうれしく思いますし、非常に光栄です」

「今シーズンはボイボディナで素晴らしい時間をクラブ、選手たちと過ごしており、他のクラブに行くことは正直考えられませんでしたが、このオファーを受ける決断をしました。アントラーズという偉大なクラブで仕事ができることが、私にとってこの決断をした一番大きな理由です」

「ボイボディナの会長、強化部長、選手たち、チームにかかわるすべての方々に対し、私の決断を尊重してくれたことに心から感謝しています」

「アントラーズサポーターの皆さん、スタジアムに足を運びたいと思ってもらえるような、魅力あふれるエネルギッシュなチームを、フットボールを見せたいと思います!一緒に戦いましょう!」

セルビア出身でオーストリア国籍。言葉通り、セルビアではレッドスター、パルチザンと並ぶ3大クラブのボイボディナを今夏から率いている。

現役時代は元日本代表監督、故イビチャ・オシムさんの教え子で「人もボールも動く、考えるサッカー」を学んだ。日本では09年から大分、町田、東京、C大阪の監督として一定の結果を残してきた。

今季リーグ戦5位の鹿島は、通算20冠の常勝軍団ながら16年度の天皇杯優勝を最後に国内タイトルから遠ざかる。今年もルヴァン杯8強、天皇杯3回戦敗退と過渡期が長引いていた。

20年からの4年間はザーゴ、相馬直樹、バイラー、岩政の各氏に任せたが、志半ばで退任。巻き返しの来季へ新監督の招請を急いでおり、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を初制覇した18年以来のタイトル獲得を、クラブ史上2人目の欧州の新監督に託す。

◆ランコ・ポポビッチ 1967年6月26日、旧ユーゴスラビア(現セルビア)ペチ生まれ。現役時代はセンターバックとして旧ユーゴのパルチザンやオーストリアのシュトルム・グラーツでプレー。現役引退後は日本やスペインのサラゴサ、タイのブリラムなど各国監督を歴任した。20~22年はJ2町田を指揮。今年8月、セルビア1部ボイボディナの監督に1年契約で就任していた。183センチ。