全日本高校女子選手権は30日に兵庫で開幕。11大会連続11度目出場の開志学園JSC(北信越3、新潟)は30日の1回戦で高知(四国2、初出場)と対戦する。主将のMF柚留木咲希(3年)が1、2年生主体のチームをけん引する。
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高校最後の大舞台に開志学園JSC主将の柚留木は心を躍らせる。全国選手権出場への最後の1枠を懸けた10月の北信越3位決定戦でライバルの帝京長岡(新潟)を1-0で破り、11大会連続出場を決めた。「連続出場が途絶えたらどうしようと思ったが勝てたことでチームはさらにまとまった。自信がつき、いい雰囲気で初戦に向かえる」。
ボールキープと展開力、こぼれ球への鋭い反応を武器に中盤の底で攻守のバランスを取る。スタメンで3年生は柚留木とDF斉藤百音の2人のみ。新チーム発足時は下級生と意見が合わず、苦労も多かったと振り返るが、リーダーシップを発揮してピッチ外でも会話を増やし、何でも言い合える関係作りを心がけた。「全員がたくましくなってきた」とうれしそうに話す。
第29回大会(20年度)の全国8強が開志学園JSCの最高成績。今大会は神村学園(九州2、鹿児島)、藤枝順心(東海1、静岡)など優勝経験校がひしめくブロックに入ったが「自分たちのプレーで圧倒したい」と気後れはなし。「選手も見ている人も楽しく、感動するサッカーをする。目標は日本一。(来年1月7日決勝の)ノエスタに行く」と力を込めた。【小林忠】
○…開志学園JSCの影山啓自監督(51)にとって初戦は母校とのマッチアップとなる。高知高卒業後、東日本JR古川サッカー部(現J2千葉)、大塚製薬サッカー部(現J2徳島)のGKとしてプレー。現役引退後は高知高の男子サッカー部コーチに就任し、約16年間、指導した。敵将の名倉正倫監督はコーチ時代の教え子。「互いの家は自転車で2分の距離。OBから連絡がたくさんくる。変にむきにならず、無心で戦う」と笑顔を見せる。