<第102回全国高校サッカー:神戸弘陵2-0前橋育英>◇31日◇2回戦◇ニッパツ
3大会ぶり12度目出場の神戸弘陵が、2大会連続8強の前橋育英に2-0で完勝した。前半にDF藤本達真(2年)が先制点、後半にFW馬場悠平(3年)が追加点を奪うなど攻守に圧倒した。2日の3回戦は神村学園(鹿児島)と対戦する。近畿勢では近江(滋賀)も16強に進み、東海大大阪仰星、京都橘、初芝橋本(和歌山)は姿を消した。
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過去最高が93年度のベスト8だった神戸弘陵が、悲願の全国優勝へ再び快勝を収めた。1回戦で仙台育英に4発を見舞った攻撃力でこの日、17年度大会優勝の前橋育英に2発を浴びせてベスト16に進んだ。
前半20分に先制のダイビングヘッドを決めたDF藤本は、FW馬場の右からの折り返しを信じていたといい、「みんなが運んできてくれたボールを決められた。よかった」。
後半13分に右足のミドルで追加点を挙げ、2戦連発となった馬場は「前を向いたら(ゴール)右が空いていた。あのコースは得意なので」。1得点1アシストの活躍に「FWの仕事をして、勝利に貢献できてうれしい」と振り返った。
日本代表に入った奥大介や江坂任ら実力者を輩出する名門私立校だが、最近出場した3大会はすべて3回戦で敗退。23年7月の全国高校総体では、1回戦で青森山田に1-3と完敗するなど、全国の壁にぶつかり続ける。
藤本は「青森山田に負けてから、練習の意識を個人で変えた。その練習の成果が発揮できた」。強度が高いプレーでこの日、攻撃ではシュートを7本放ち、相手は3本に抑え込んだ。2試合で計6得点し、守備は連続完封という好内容だ。
プロ野球では阪神、Jリーグでは神戸と、この1年は兵庫県に拠点を置くチームが優勝を続けた。「次は僕らしかない」と馬場。3回戦の相手も優勝候補の神村学園だが、藤本は「勝てば、もっと注目されると思う」。谷純一監督(50)は「チーム一丸となって勝利を目指したい」と意気込んだ。