<全国高校サッカー選手権:市船橋1(5PK4)1帝京長岡>◇12月31日◇2回戦◇県立柏の葉公園総合競技場
帝京長岡(新潟)は市船橋(千葉)にPK戦で屈し、2回戦敗退となった。0-1の後半32分にMF水川昌志(2年)がMF山村朔冬(3年)の左クロスを合わせて同点に持ち込み、80分を戦い抜く。迎えたPK戦は両チーム3人目まで失敗なく進み、GK小林脩晃(2年)が後攻の相手4人目のキックを左に跳んで防ぎリードを奪った。だが帝京長岡は5、6人目のキッカーが失敗し、出場3大会連続でPK戦敗戦で大会を去ることになった。
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地元、市船橋を応援する手拍子が響く、完全アウェーの雰囲気で始まったPK戦。先攻の帝京長岡は4人目までがゴールネットを揺らし、GK小林も好守で応えた。だが、後続のキッカーが相手GKの好セーブに遭い、勝利を逃した。出場3大会連続でのPK戦での敗退。谷口哲朗総監督(50)は「10回出場した選手権で8回PK戦に入り、7回目の負け。蹴った選手の勇気をたたえるが、どうにかしていかないといけない」と唇をかんだ。
前半は相手のロングボール主体の攻撃に防戦一方となったが、DF高萩優太(3年)を軸とした3バックで踏ん張る。後半、左CKの流れから先制されたが、磨き上げたパスワークと個人技を使い分けて押し返すと、同32分に流れるような攻撃から水川が同点弾を奪い、その後も逆転を目指し、攻め続けた。「80分の延長なしというところを考えると、勇気を持って自分たちの良さ(攻撃)を出させてあげられたら良かった」と谷口総監督。主将のFW堀颯汰(3年)も「(相手と力の)差は感じなかっただけに悔しい」と振り返った。
全国初制覇の夢は次回大会以降に持ち越し。24年は高校年代最高峰のプレミアリーグに初参入する。この日は2年生6人が出場。堀は「今日のような強豪がゴロゴロいる(プレミアリーグの)中で鍛えて欲しい」。先輩の思いを継ぐ水川は「シーズンが始まるここからの3カ月が大切だと思っている。もっと怖い選手になっていく」。足りなかったものを後輩たちがブラッシュアップし、全国で勝ちきる力をつける。【小林忠】
○…帝京長岡が初めて全国4強入りした98回大会(19年度)で主将を務めたJ1京都サンガFCのMF谷内田哲平(22)がスタンドで観戦した。試合前には「初戦で硬さはほぐれたと思う。普段通りアグレッシブにプレーしてほしい」とエールを送っていた。キックオフ前にチケットが完売し、約8000人が会場に詰めかけるなど注目度の高かった試合で後輩が懸命に勝利を目指したがあと1歩、及ばなかった。