【札幌】1次キャンプスタート ペトロビッチ監督「日本的な方選ぼうと」“白星練習着”で験担ぎ

金武町からの歓迎セレモニーで花束を受け取った札幌ペトロビッチ監督(右端)と宮沢(左端)(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌が16日、沖縄・金武町で1次キャンプをスタートさせた。自身にとってもクラブにとっても最長となる7年目の指揮を執るペトロビッチ監督(66)は“白星練習着”で験を担ぐ。DF田中駿汰(26)やFW小柏剛(25)ら主力が移籍した。沖縄キャンプでは、抜けたポジションに新戦力を含めてどの選手を組み込むか、見極めていく。

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練習着のように真っ白な新たな気持ちで新シーズンを迎えたペトロビッチ監督。昨季まで黒地に赤がポイントだったスタッフ用練習着は、白地にブルーグレーが映えるデザインに変わった。着心地を聞かれ「ヨーロッパでは白は白旗を振る、負けた方のチームの色になるが、日本は白星という前向きな考え方もあると大輔(杉浦コーチ兼通訳)に聞いた。私は日本が長いので日本的な方を選ぼうかなと思う」と笑った。験担ぎが好きな指揮官らしい答えだった。

サンフレッチェ広島と浦和レッズでそれぞれ6季監督を務め、札幌では初の7年目に突入した。昨季から8選手が引退や退団も含めてチームを去った。「重要な選手が複数抜けた中で、チームとしてもう1度作り直さないといけない部分もある」。特にセレッソ大阪へ移籍した田中駿とルーカスが務めていた右センターバックとサイド。「そのへんを我々としてうまく作ることができればOKだろう。それができなければ非常に難しいシーズンの入りになっていくだろう」と見据えた。

ただ新加入9選手のうち、ガンバ大阪から期限付き移籍したFW鈴木武蔵(29)は3年半ぶり札幌復帰で、ミシャサッカーを知る点は心強い。自ら直接電話してラブコールを送った愛弟子に、「トップは武蔵が今年加わった。元々やっていた選手。自分のポジションの役割は徐々に思い出していってくれると思う」と期待した。

「常に自分の仕事、自分のチーム、選手たちを信じている。自分たちが必ずできる、やれるってことを強く思っている」と前向き。新加入会見で目標に「タイトルを取ること」と全員が掲げた新戦力、昨季悔しい思いをした既存選手とともに、高みを目指すシーズンが始まる。【保坂果那】

○…沖縄キャンプ初日は午前はランニングほかフィジカルトレーニング中心、午後はさっそく11対11のミニゲームを実施した。主力組の右シャドー(1・5列目)に入った新加入のMF長谷川は「22年もシャドーをやって、個人的には感触も良かったので、シャドーは楽しいなって印象」。1トップに入ったFW鈴木らと前線で連係を見せていた。

○…MF宮沢のチーム最長在籍17年目がスタートした。午前はフルメニューを消化し、午後は痛みを抱える右アキレス腱(けん)の様子を見ながら、別メニューで調整した。14日のキックオフイベントで、サポーターに「雪かき頑張ってください」とあいさつした。札幌市内では15日から大雪。エールどおり、サポーターは除雪作業に追われている。「雪が降ることを知っていたので、奥さんに対するメッセージも込めて。大変だろうけど、頑張って欲しい」と願っていた。