Jリーグは26日、臨時理事会を開催し、2期目となる野々村芳和チェアマンを含む理事、監事の内定者を発表した。6人の新任者が選考された中、特任理事として、昨季限りで現役引退した元札幌MF小野伸二氏(44)が名を連ねた。野々村チェアマンとは札幌で社長と選手の間柄だった。
既に内田篤人氏、中村憲剛氏がいる中で、元日本代表選手は3人目。この選考経緯について、野々村チェアマンは「サッカーイコール楽しいもの。その楽しさを表現する象徴的な人。とかく真剣勝負の中で忘れがちになるが、それを思い出させてくれる。小野さんにはぜひ活躍してほしいですし、子どもたちにサッカーは楽しいものだと伝えてもらいながら、普及もやっていきたい」と期待した。
昨季の入場者数はコロナ前の99・3%まで回復し、さらにJリーグの価値をどう最大化していくかがテーマ。とかくビジネスの観点が大きくなるだけに「フットボールの観点も大事に、バランスを取った」(野々村チェアマン)。サッカーの魅力を伝える伝道師としてはこれ以上の人材はおらず、最高の人選となった。
今回発表された内定者は、3月19日に開催予定の定時社員総会と臨時理事会決議をもって正式に決定する。【佐藤隆志】