【神戸】武藤嘉紀「あの戦い方をしていたら絶対に崩れることはない」前節広島戦ドローも手応え

取材に応じる神戸FW武藤嘉紀(撮影・永田淳)

ヴィッセル神戸は19日、神戸市内のいぶきの森球技場で公開練習を行った。

オフ明けのこの日は、サーキットトレーニングや3つずつゴールを置いた8対8のミニゲームなどで調整。吉田孝行監督(46)は16日のサンフレッチェ戦について「良い試合だったと思う。ミドルサードの攻防も見応えがあったと思うし、最終ラインの守りもお互い良かった。チャンスもあったので勝ちたかったが、相手の良さは出させなかったので、そこは非常に良かった」と振り返り、「自分たちのやっていることを継続していくことが大事」と話した。

好調広島との戦いには選手も手応えを感じている。FW武藤嘉紀(31)は「勝ち切りたい試合だったので、反省はしている。あの戦い方をしていたら絶対に崩れることはないし、負けることはほぼなくなってくる。素晴らしいチーム相手に内容面は本当に素晴らしい手応えがあったので、自信を持って、スタンスを崩さずやっていきたい」。

ここまで開幕から4試合を戦って2勝1分け1敗。まずまずのスタートにDF酒井高徳(33)は「毎試合が望んだ結果ではないかもしれないけど、自分たちのベースがあるサッカーをできているんじゃないか。当たり前にやることをサボらないっていうところが(広島戦の失点)ゼロにもつながってると思うので、このベースはやっぱりチームとしてすごくプラスになるもの。それは継続してやりたい」と自分たちの戦いに自信を見せた。続けて「去年よりも(点が)入りそうだなと常に感じながらサッカーできている」と攻撃面でも成長を感じていることを口にした。

指揮官も「もうちょっと勝ち点を取れればっていうのはあるが、次の試合勝てば5試合で10ポイント。優勝ペースではある」と話し、30日の北海道コンサドーレ札幌戦(ノエスタ)で勝利すれば、開幕3連勝して5試合で勝ち点12を稼いだ昨季に近い成績を残せる状況を前向きに捉えていた。