【南葛SC】風間八宏監督「ボールは友達」「ゴールへ最速・最短」のサッカーでJFL昇格目指す

南葛SCの風間八宏監督(中列左から2番目)、高橋陽一代表取締役(中列右から2番目)、岩本義弘GM(中列左)。(後列右から)MF稲本、今野、関口

風間八宏監督(62)が就任した関東1部・南葛SCのキックオフイベントが1日、都内で行われた。JFL昇格を目指し、6日にジョイフル本田つくばFCとセキショウ・チャレンジスタジアムで開幕戦を戦う。

風間監督の下、南葛イレブンは始動初日から「止める・蹴る・外す・運ぶ・見る・見ない」の6原則を柱にした技術向上に励んできた。元日本代表MF今野泰幸(41)、MF稲本潤一(44)らベテランから、大卒新人まで40人の大所帯。

風間監督は「うまくならなければ試合には勝てない。とにかく全員がうまくなり、強くなりたい。たくさんのサポーターに楽しんでもらいたい。成果を見せられるように、おもしろい、素晴らしいグラウンドを作りたいと思います」と、「ボールは友達」「ゴールまで最速・最短」のアグレッシブなチームづくりを掲げた。

ベテランの今野は、風間監督の下、ターンを含め技術を1から見つめ直している。今野は「風間さんのサッカーはすべてが違います。長い間やってきましたがターン、トラップと技術的なことを教えてくれる監督はいなかった。そこは自分のためになるなと思います。今までは、ミスをしなければいいというのが頭にありましたが、風間さんのサッカーは縦に速い。自分がターンできるならターンをして、前にパスをつける。僕もそういう意識になっていると思いますし、そうなれば、有効なパスをつけていける」と、自身の進化へ期待を寄せた。

クラブの事業規模も大きくなり、5年前は売り上げが1800万円だったが、今は女子を含めてアカデミーも充実。昨季初めて、売り上げが5億円を突破した。南葛SCのJ参入を見据え、葛飾区の協力の下、新小岩駅近隣のサッカースタジアム建設へ動き始めている。

目指すはJFL昇格、そしてJリーグへ。JFL昇格には、関東1部で優勝しても、12チームが超過密日程で争う「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)」で勝ち抜かなければならない大きなハードルがある。岩本義弘GMは「風間監督には、選手をうまくしてチームを強くして、JFLに昇格したときに、一発で(Jリーグへ)クリアできるぐらい、圧倒できる力を付けるのが一番と話をしている。ピッチ内で強くして、葛飾からJへの夢をかなえるための礎となるシーズンにしたい」と話した。【岩田千代巳】