【南葛SC】風間監督の下でプレーテンポ高速化、6日開幕戦へ大前元紀「楽しんでもらいたい」

開幕戦を前に調整を行う南葛SCのFW大前元紀(左)

風間八宏監督(62)が就任した関東1部南葛SCが、6日にジョイフル本田つくばSCと茨城・セキショウ・チャレンジスタジアムで開幕戦を戦う。試合前日の5日、南葛イレブンは都内で風間監督の下、セットプレーの確認やミニゲームなどで調整を行った。

FW大前元紀(34)は開幕を前に「楽しみです。風間監督が来て注目度も上がったと思うし。シーズンが始まって、練習試合を含めて負けてない。そういう意味では期待値がある。僕らも楽しみだし、見ている人も楽しんでもらいたい」とワクワク感を口にした。

1月に始動して2カ月あまり。各選手がボールを受けると、狭いエリアでも果敢に前を向き、縦に速く「最速・最短」でゴールへと向かう。始動当初に比べ、プレースピード、判断のテンポが格段に上がっていた。大前も「みんな、やるべきことを分かってテンポも速くなってるしサッカーも変わっていると思う」と進化を口にする。

プレーのスピードが上がり、縦へチャレンジすると、ミスが増えるのも必然だ。そのミスを限りなく0に近づけるため、さらに技術を磨く。風間監督は、練習で積極的なプレーでミスが出ても叱責(しっせき)することはない。各選手は練習後、自身の足りない技術を身に付けるため、居残りで練習に励む。若手もベテランも同じだ。

大前は「みんなが(積極的に)やろうとしているから、ミスも起きるけど、テンポ自体はどんどん速くなっている。ミスをなくすのが技術。そこの意識が出てきているのはいいこと」と話した。

天皇杯予選を兼ねる東京カップでは、決勝で同じ関東1部エリース東京に5-2で圧勝し優勝。前半の劣勢をはねのけての勝利だった。大前は「前半はいつもと違うフォーメーションでやって。ハーフタイムで、監督は全然あせっていなかった。風間さんが自信を持ってくれると、選手も自信を持ってやりやすい」と振り返る。

JFL昇格には、関東1部で優勝しても、12チームが超過密日程で争う「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)」で勝ち抜かなければならない大きなハードルがある。風間監督は、チーム全員の質を上げ、選手層の厚い一体感あるチームづくりを行っている。大前は「まずは明日しっかり勝って。すごいな、というのを表現できたら」。東京カップ決勝のように、テンポの速い攻撃サッカーでスタートダッシュする。【岩田千代巳】