【C大阪】小菊昭雄監督「順調に回復」ルヴァン杯J3岩手戦で香川真司、清武弘嗣ら故障組復帰へ

10日、取材に応じるC大阪小菊監督

セレッソ大阪小菊昭雄監督(48)は16日、17日のルヴァン杯初戦(2回戦)に向けてオンラインで取材対応した。敵地でJ3岩手(いわてグルージャ盛岡)と対戦する。

J1では開幕8戦不敗(5勝3分け)で、前節13日に待望の首位に浮上したばかり。

中3日の強行軍で、先発の大幅入れ替えが予想される中、小菊監督は「激しい競争で(ベンチ入りを)勝ち取れるか。勝てるメンバーをチョイスして臨むのが大前提」と話した上で、けがで離脱していた香川真司(35)、清武弘嗣(34)、平野佑一(28)のMF3選手のベンチ入りを示唆した。

「真司もキヨ、佑一も順調に回復しているので、もちろん、出場時間の制限がある選手もいるが、躍動してくれることを期待している」

香川が出場すれば、3月16日の鳥栖戦以来になる。今季の公式戦で清武と平野は初のベンチ入りになり、浦和から新加入の平野は新天地デビューになる。

また、指揮官は「ちょうど蓄積疲労の時期でもあるので、少しコンディション調整が必要な選手、リフレッシュが必要な選手は、こちら(大阪)で休ませることも考えている」と説明。

GKキム・ジンヒョン(36)、DF登里享平(33)、MF奥埜博亮(34)ら、開幕からフル稼働してきたベテラン勢は遠征から外れる可能性が高い。

一方でGKヤン・ハンビン(32)やMF上門知樹(26)、FW渡辺りょう(27)ら実力がありながら出場機会に恵まれない選手、DF奥田勇斗(22)やMF阪田澪哉(19)ら伸び盛りの若手は、プレータイムが増えそうだ。

ルヴァン杯は今季から大会方式が変更され、第1ラウンドはトーナメント制の一発勝負になった。C大阪が勝てば、G大阪とJ3FC琉球の勝者と対戦。結果次第で、3回戦で早くも大阪ダービーが実現する可能性もある。

◆いわてグルージャ盛岡 岩手県全域をホームタウンとするJ3クラブで、元日本代表DFの秋田豊氏(53)がオーナー兼社長を務める。23年9月から中三川(なかみかわ)哲治監督(52)が指揮を執り、今季ここまで2勝2分け5敗の18位。元日本代表DF西大伍(36)や元C大阪所属のFW都倉賢(37)らが在籍。本拠地いわぎんスタジアムは収容5046人。