<明治安田J1:C大阪1-1広島>◇第16節◇26日◇ヨドコウ
セレッソ大阪のU-23日本代表DF西尾隆矢(23)が、約2年半ぶりのゴールを挙げ、価値あるドローに持ち込んだ。
リーグのサンフレッチェ広島戦のホームでの連敗は6で止まった。
1点を追う後半21分、MFルーカス・フェルナンデスの左CKに、ファーサイドの西尾がヘッドで同点ゴールを決めた。
21年11月27日の名古屋グランパス戦以来、J1通算3点目(72試合)。
背番号33は「得点できたのはすごくうれしいが、僕自身は勝ち点3を目指していたので、悔しい気持ちの方が大きい」と、笑顔は見せなかった。
試合中に腰をひねり、後半終了間際に足がけいれんして途中交代したが、センターバックとして合格点の内容だった。
パリ・オリンピック(五輪)出場権をつかんだU-23アジア杯(4~5月、カタール)には日本代表で出場したものの、1次リーグ初戦の中国戦の肘打ちで一発退場となり、3試合の出場停止を受けた。傷心で帰国したものの、この日で3試合連続の先発を勝ち取っていた。
「本当に人生でも一番苦しい、悔しい1カ月を過ごしたというのは、自分の中であった。だからこそ、それでへこたれているようでは、プロ選手としてはやっていけない。悔しさをばねに、チームでしっかり、パフォーマンスしないといけないと思っていた」
現在は五輪本番に向け、オーバーエージ枠の話題が多い。西尾自身も本大会のメンバーに入れる保証はないが、23歳以下世代の1人としてチーム力には自信がある。
「(U-23アジア杯を)見てもらったら分かるように、僕たちは得点もできるし、しっかり優勝を勝ち取ることができた。厳しい意見も多いと思うが、それをくつがえせるような結果をつかめる自信はある。不安要素も特にない」
6月の米国遠征メンバーの発表も近くあるが、西尾は「選ばれたらうれしいが、今はチームのためだけなので。いいパフォーマンスをしていれば、おのずとチャンスはやってくる。そこは信じて待つだけ」と平常心を強調した。
◆小菊監督(西尾のプレーについて)「あのような苦しい時間を代表で過ごしたが、彼は元々、メンタルも安定しており、向上心も強い選手。これからの成長が楽しみ。パリ五輪、日本代表に向かって歩みを続けてほしい」