【札幌】荒野拓馬主将がペトロビッチ監督の今季続投に「ミシャでいきたい」

練習前、スポンサー企業によるセレモニーに参加する札幌荒野(左から2人目)とペトロビッチ監督(同3人目)(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(31)が30日、恩師ペトロビッチ監督(66)への思いを語った。前日29日にクラブから今季最後までの続投が表明された。18年の就任から指揮官のもとでプレーし、今季からは主将として一緒に戦う。現在チームはJ2降格圏内の19位に沈む。「僕はミシャさん(ペトロビッチ監督)と付き合いが長いので、やっぱりミシャでいきたい。降格させたり、下位にいるようなチームの監督ではない。しっかりミシャに合った位置に上げられるようにやりたいって気持ち」と奮い立たせる。

三上大勝代表取締役GM(52)は続投の決め手として「選手たちの想い」を挙げた。荒野も三上GMに自身の考えを伝えた。「ミシャを信じて、みんなが迷わずいけば、絶対力を発揮できると思う。そういったパワーをミシャは持っている。自分もそれに応えられるようにやっていけたらという話は、三上さんにさせてもらった」。

クラブは今季をペトロビッチ監督体制の集大成と位置付ける。荒野は「僕はこれから先もミシャさんとやっていきたいって気持ちはある。クラブが決めることだけど」と慕う。結果が出ずに落ち込む恩師の姿を誰よりも近くで見ている。「ミシャのそういう姿を見るのもつらいし、僕は1勝でも多くして、ミシャがグラウンドで笑顔でサッカーを指導している姿を見たい」と誓う。

突き進む道は決まった。0-3で敗れた25日の鹿島戦後、ロッカールームでチームメートには、「チームとしてばらけないように、まとまって同じ方向を向いていくんだぞというところの声掛けをさせてもらった」という。次節6月2日アウェー東京V戦から、クラブが「第一優先」の目標に設定した「J1残留」のための戦いが再開する。同15日には現在勝ち点1差で最下位のアウェー京都戦が待つ。「絶対に負けてはいけない試合。選手もわかっている。相手もそういう気持ちで来ると思う。後半戦に向けてしっかりとそこで勢いづけられるように」と闘志を燃やした。【保坂果那】