<明治安田J1:鹿島-横浜>◇1日◇第17節◇第2日◇国立
1993年(平5)のJリーグ初年度から参加する「オリジナル10」の中で、最上位カテゴリーから1度も陥落したことのない2クラブ、鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが東京・国立競技場で対戦する。
「THE国立DAY」として、現在2位の鹿島が聖地に13位横浜を迎え撃つ一戦。キックオフ前に、対戦を記念した会見が開かれ、鹿島のジーコ氏(71)横浜の木村和司氏(65)ヴェルディ川崎(現東京V)のラモス瑠偉(67)氏がレジェンド“鼎談”を繰り広げた。
最初に登場したラモス氏が、いったん着席も「神様が来る前に座ったら罰が当たる(笑い)」と直立不動に改めると、ジーコ氏と木村氏が姿を見せ、合同会見が始まった。
-鹿島、横浜、東京の10番を背負った3人がJリーグ31年目に再会したことへの思いを聞かせてください
木村氏 この場に座れるっていうのは本当に幸せだね。
ジーコ氏 今日こうして2人と会うことができて本当にうれしく思います。チームは違いましたけども、それぞれのチームで私たちがやってきたことが、日本サッカー界の発展、成長につながっていると思うと、うれしいです。難しい、厳しい時代を歩んできたからこそ、今の景色を見ることができているのかなと。ラモスさん、木村さん、またお会いできて、またチームも試合することができて。楽しんでもらえたら。
ラモス氏 ジーコさん、和司さん、本当に自分が大学生の時からすごく尊敬してて。一緒に日本のサッカー界を…神様ジーコが、まさか日本でプレーすると思わなかったし、何度も言うんだけど、世界中でジーコさんが今どこでサッカーをやっているのか話題になることで「日本にもサッカーあるのか」となった。同じピッチに立てて3人で引っ張ってきたこと、一生、忘れない。
-オリジナル10の鹿島と横浜が国立で。木村さんはマリノスOBとして、ジーコさんはアントラーズクラブアドバイザーとして、今日の試合に期待するところは
木村 いつも言うんだけど、もうお客さんを喜ばせる試合、それが一番。そして自分も楽しんで、見ている人を喜ばす。それが選手の仕事。
ジーコ氏 しのぎを削ってきた横浜と、またこうしたスタジアムで試合ができることを非常にうれしく思います。今日は準備は整っていて5万人以上のお客さんが来てくれると思いますし、ファンの皆さまへ、その中で選手たちが披露するものが素晴らしいものになればいいなと思います。
-(ジーコ氏が)僕が木村さんに質問したい。最後に国立でプレーしたのはいつですか?
木村 全然、覚えてない…。引退して何年? (95年と聞き)ダメだな、脳梗塞やって。どっか記憶が(笑い)。
-皆さんフリーキックの名手ですので、せっかくの機会に聞かせてください。今、直接FKを決める選手が減っています。どう見ていますか
ジーコ氏 昔のように、FKの練習をしてないんじゃないかな。
ラモス氏 ジーコさんは技術あった上に、練習後、50本以上はFKを蹴っていた。今の選手たち、技術もないのに練習しない。決められるわけないよ。違う?
ジーコ氏 日本代表監督の時、練習後、中村俊輔、遠藤(保仁)や中田(英寿)と結構な量の練習をしていたんだ。だから、たくさん決めてくれた。
ラモス氏 たぶん世界で一番、直接FKを決めているのジーコさんだと思いますよ。
ジーコ氏 神様は1人1に長所を与えてくれる。それがキックだとしたら磨かないといけない。
-和司さん、やはり練習量は重要ということですか
木村氏 何でもそうよ。練習せんよ、最近の子。だと思うよ。しとるやつもおるかもしれんけど。ワシも蹴りすぎて、練習で。それで足が。
-アントラーズの公式YouTubeチャンネルで来ました(お笑いコンビ)カミナリのマナブです。質問の練習をしたことがなくて、うまくいくか…めっちゃ滑りましたが、今季はFC町田ゼルビアがすごく強くて、鹿島さんも勝てていない状態なんですけれども、ぜひ皆さんに町田の強さと、その対策をうかがいたいなと
ジーコ氏 町田は、環境だったり、やはり投資。何年か前から設備投資して、選手も獲得して。先を見越して行動することが、何年後かの勝利としてついてくる。それが今年の結果となって表れているという風に思います。
-ラモスさんは
ラモス氏 十分です(笑い)。
-今日は「THE国立DAY」で横浜との対戦ですが、Jリーグとしてはジーコさんの最後の試合は94年のオールスターかと。その時の思い出を聞かせていただきたいです
ラモス氏 (会場は)広島だったっけ? そうだよね。一緒にやったから。
ジーコ氏 あの当時は自分、けがしちゃっていて、あまり満足なプレーはできなかったんですけど、何本かはシュートを打って。非常に思い出に残る試合になりましたね。懐かしいですね。