<明治安田J1:町田1-3新潟>◇第17節◇1日◇Gスタ
アルビレックス新潟がアウェーで首位のFC町田ゼルビアを3-1と破った。その火付け役はMF小見洋太(21)だった。
前半24分、右サイドからドリブルで仕掛け、中央へパスを送ると前へダッシュ。こぼれ球となったところを拾い直し、そのまま中央をドリブルで突破した。最後は相手選手3人に囲まれながらも右足で鮮やかにゴール右隅へシュートを決めた。今季15試合目にして初ゴールとなった。
「自分の形があるので、慌てずいいところにボールを置けて狙い通りのシュートが打てました」
まさに突貫ドリブラー。往年のマラドーナをほうふつさせるような、ボールが足に吸い付くドリブルで局面を打開した。日本代表GK谷をぶち抜くゴールは、アウェーのチームに勇気を与える一撃となった。
3月にはパリ・オリンピック(五輪)に向かうU-23日本代表活動にも選出され、年上の町田FW藤尾、平河とも一緒にプレーした。「あの世代でトップクラスの選手でリスペクトしている」と言うが、この日に限れば小見が上回った。
特長とする推進力を自他とも認めるところ。松橋力蔵監督からは思い切り仕掛けること同時に、簡単にボールを失わないように判断力も求められる。
「自分はプレーに波があるので、こういうパフォーマンスがどの試合でもできれば上にいける」
安定的にできないのはメンタル的な課題だと自覚している。
「自信を持ってこういうパフォーマンスを出せるようにしたいし、改善したい」
丸刈りヘアがトレードマークのアタッカーは「今は目先のことをやり抜く。その先の目標は海外でプレーすること」。チームは連敗を2で止め、14位へ浮上。ここから巻き返しを図るチームにあって、小見がキーマンとなりそうだ。【佐藤隆志】