<高校総体サッカー静岡県大会>◇2日◇男女決勝◇袋井・エコパスタジアム
男子は静岡学園が2-1で藤枝東との名門対決を制し、2連覇を飾った。1点を追う後半に右CKからDF岩田琉唯(3年)がヘディングで同点とすると、エースのFW大木悠羽(ゆう、3年)がカウンターから右足で決勝点。先行された試合をわずか6分間でひっくり返し、全国切符を手にした。女子は、藤枝順心が1-0で常葉大橘を退け、12連覇を達成した。
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藤枝順心が、MF植本愛実主将(3年)の一撃で、女王の座を守った。0-0で迎えた後半35分。右CKを直接決めた。「直接入るか、誰かが触れば入る位置を狙った。思い通りに蹴る事ができた」。利き足の左足から放たれたインスイングのボールが、きれいな軌道を描いてゴールに向かう。中央の密集も抜け、逆サイドのネットを揺らした。
延長戦目前にマークした今大会初得点が、値千金の決勝点となった。チームを12連覇に導いたヒロインは「正直ホッとした」。粘る常葉大橘を土壇場で振り切り、応援団の前で駆け寄る仲間たちと抱き合った。
昨年から主力として活躍。今季は1月の新人戦後に、ダブル主将の1人に就任した。初の大役を任され「さらに責任感を持って、みんなを背中で引っ張っていきたい」と決意。その思いを大一番で体現した。
東海総体は22日から岐阜で行われ、2枚の全国切符を争う。植本は「決めきる力も足りないし、細かなポジション修正も1人1人がまだ遅い。今日の課題も含めて、もう1つ高いレベルで臨みたい」と反省も忘れなかった。チームは現在、22年の全日本高校選手権から3季連続で全国制覇中。4季連続を目指し、まずは、その挑戦権をつかむ。【前田和哉】
○…常葉大橘は善戦するも、最後に力尽きた。0-0で迎えた後半35分、連続した2本目のCKから失点。終始押し込まれた展開を守り切れなかった。絶対女王の牙城を崩せなかったが、セットプレーではゴールに迫る場面はあった。主将のGK田尻結菜(3年)は「決めきる力をつけて冬は県優勝で全国に行きたい」と雪辱を誓った。