J2清水エスパルスと藤枝MYFCの県勢対決が8日、清水の本拠地アイスタで行われる。清水はここまで8得点を挙げているFW北川航也(27)が4戦ぶりのゴールを宣言。藤枝は直近2戦3発と好調のFW矢村健(26)が3試合連続ゴールを誓った。ともに、今季はチーム最多得点をマークして、攻撃陣をけん引。昨年対戦時に1得点ずつ挙げている両エースが、勝利に導く1発を狙う。
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藤枝の矢村は無欲でゴールを目指し続ける。清水とは昨年9月の対戦時に1得点。エリア外から強烈な右足ミドルを放ち、清水の元日本代表GK権田の頭上を打ち抜いた。チームも2-0で完封勝ち。当時14戦負けなしのクラブ記録を誇っていた清水の快進撃を止める歴史的勝利に貢献した。ただ、それも過去の試合。矢村は「去年の試合は忘れて、新たな気持ちで戦いたい」と目の前の一戦に照準を合わせた。
調子は右肩上がりだ。直近は2試合で3得点。前節甲府戦は今季2度目となるマルチ弾を達成するも、「まだまだ足りていない」と話す。決勝点となったPKの場面では味方選手にキッカーを譲らなかった。「必ず決めるから蹴らせてほしいとお願いした。ストライカーとして譲ってはいけない場面だった」とエースとしての強い意志を貫いた。
首位清水との一戦も「楽しみな気持ちしかない」。相手が強ければ強いほど燃えるタイプで、ピッチの中では闘志を前面に出して立ち向かっていく。チームにとっても今後の行方を左右する一戦。勝てば、勝率五分で前半戦を折り返せるだけに、「上のチームに勝てなければ上にいけないし、チームとして大きくなっていかない」と語気を強めた。
試合翌日の9日は27歳の誕生日。「FWとしての役割はゴールでチームを助けること」と言った。完全アウェーの敵地で1日早い祝砲を打ち上げてみせる。【神谷亮磨】