【湘南】18歳最後の日、FW石井久継が天国の祖母に届けるリーグ初得点 あこがれのGK西川から

浦和対湘南 後半、同点ゴールを決め笑顔を見せる湘南石井(右)(撮影・足立雅史)

<明治安田J1:浦和2-3湘南>◇第22節◇6日◇浦和駒場

湘南ベルマーレは、18歳FW石井久継のリーグ初得点などで浦和レッズに逆転勝ちした。

浦和のホームで、湘南が劇的勝利を収めた。1-2の後半45分。味方の落としを前向きで受けた石井がドリブルで駆け上がり、ペナルティーアーク付近から右足を振り抜いた。浦和GK西川の手をかすめネットを揺らした。リーグ初得点が貴重な同点弾。後半追加タイムにもFWルキアンの得点が生まれ、勝ち点3を手にした。

石井は「絶対にチームを勝たせないといけないと。自分の特長が出たゴールだった」と胸を張った。天国の母方の祖母・渡辺栄子さんに届ける初ゴールだった。亡くなったのは4月7日のサンフレッチェ広島戦。長い闘病生活を送っていたが、容体が急変し帰らぬ人となった。「年に2回ぐらいしか会えていなかった。最後まで何もしてあげられなかった悔しさもあった」。試合後のインタビューでは胸に込み上げるものがあった。「今日、こういう形で、自分も頑張るよというメッセージが届いたと思う」と話した。

リーグ戦初ゴールが、J屈指の守護神・GK西川だったことも喜びだった。小学生のころ、西川のパントキックにあこがれ、練習していたこともある。「西川選手の左足のキックがキレイで、憧れてやってました」と笑みをこぼした。

中学時代はフジテレビ系「ミライモンスター」に取り上げられた。7日は19歳の誕生日を迎える。18歳最後の日に記念弾。間違いなく湘南の未来を背負う「モンスター」だ。