【町田】黒田監督「プランが奏功、事故のようなゴールにつながった」リーグ最多11戦目完封勝利

東京V対町田 後半、指示を出す町田の黒田監督(撮影・狩俣裕三)

<明治安田J1:東京V0-1町田>◇14日◇第23節◇味スタ

FC町田ゼルビアがまたしても「ウノゼロ(1-0)」の風を吹かせた。パリ五輪代表メンバーにとっては遠征前の国内ラストマッチとなる中、FW藤尾翔太(23)が決勝点となるオウンゴールを誘発した。リベンジを掲げて挑んできた東京Vを返り討ち。今季リーグ最多の11試合目の無失点で6試合(4勝2分け)負けなし。首位固めに成功した。

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東京Vのリベンジか、町田の返り討ちか-。「東京クラシック」と銘打たれた注目の一戦は、藤尾のプレーが勝負の明暗を分けた。前半6分、DF鈴木のクロスボールに藤尾が東京V・DF谷口の前に入り、互いに足を伸ばして滑り込んだ。ボールは谷口の足に当たりゴールとなった。

黒田監督は「あの1点が大きかった。クロスボールにデュークや藤尾が飛び込んでいくのが1つのプラン。それが奏功し事故のようなゴールにつながった」。虎の子の1点を挙げれば、それを死守するのがチームの方程式。後半は押し込まれる展開となったが、GK谷を中心に守り抜いた。

五輪前最後の試合。負傷すれば夢舞台はなくなる。それでも藤尾は勇気を持ってゴール前に飛び込んだ。「チーム(町田)があってこそ。出ている時間は100%でやる。引いたら負ける。何も考えてなかった」。妥協なきハードワークが黒田サッカーの肝。この藤尾の姿こそ、首位を走る町田の強さを象徴している。前回対戦では0-5と敗れリベンジを掲げた敵将の城福監督も「あそこで体を投げ出せるかどうかが、今のチームの差」と脱帽した。

五輪代表の平河がイングランドへ移籍しても変わらぬ強さ。「いい形でパリへ行ける。僕が抜けても戦力ダウンにならない」。藤尾の言葉には実感がこもっていた。【佐藤隆志】

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