【川崎F】鳥栖に劇的勝利で連敗は2でストップ 後半追加タイムにFW山田新が決勝弾

<明治安田J1:川崎F3-2鳥栖>◇第30節◇13日◇U等々力

川崎フロンターレがサガン鳥栖に3-2で競り勝ち、連敗を2でストップした。

前半11分にMF大島僚太(31)のパスを受けたMF橘田健人(26)がペナルティーエリア左角から豪快にミドルシュートを決めて先制に成功した。後半6分に追いつかれるも、同16分に左サイドでDF三浦颯太(24)が倒されると、大島がクイックリスタート。MF脇坂泰斗主将(29)が反応し、素早く中にクロスを供給すると、家長昭博(38)が左足でゴールに流し込んで勝ち越した。

勝利が見えた終盤にペナルティーエリア内で三浦のハンドをとられてPKの判定に。これを決められて追いつかれた。

しかし劇的な展開が待っていた。後半追加タイムに速攻から相手のクリアミスを途中出場のFW山田新(24)が押し込んで再び勝ち越した。ヒーローは「勝たないといけないゲームだったのでとにかく勝てて良かったです」と振り返った。

得点シーンは1度クロスに合わせられなかったが、相手のクリアが戻ってくる幸運にも恵まれた。「マルシーニョ選手から良いボールが来たので、本当は一発で決めたかった。うまく当たらなくて、ほんとラッキーな形で跳ねてきて、目切らさずにボールを追えていたのが良かった」。

後半追加タイムに追いつかれるも「チャンスは絶対来るって自分的には思ってた。点を取りに行こうと思っていました」と集中力を切らさなかった。

大卒2年目。今季12点目で、得点ランキングは4位タイに浮上した。FWエリソン(25)や小林悠(36)、ゴミス(39)らと熾烈(しれつ)なレギュラー争いを繰り広げる。出場は29試合も先発は13試合にとどまる。それでも結果を残すことで信頼を勝ち得てきた。「12点は取れていますけど、チームとしては勝てていない。自分がもっと取っていれば、勝ちを増やせる。勝てていないということは足りていない」と現状には一切満足していない。

試合前日には練習後に鬼木達監督(50)と長く話し合うなど、コミュニケーションは取れている。チームは中4日でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ初戦を迎える。「国外のチームと戦える本当に素晴らしい経験になると思っています。自分が成長できる舞台でもあるので、その中で勝ちながら成長していければ」と次を見据えた。【佐藤成】

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