総理大臣杯・全日本大学サッカートーナメントの決勝が15日、岩手・いわぎんスタジアムで行われる。
全国初制覇を目指す新潟医療福祉大(北信越1)は、3度目の優勝を狙う阪南大(関西6)と対戦する。登録メンバーは決戦を前に14日、花巻市内でセットプレーの確認を中心に最終調整した。J2V・ファーレン長崎への来季加入が内定しているMF松本天夢(てんむ、4年)は今大会2ゴール。アイデアあふれるプレーで攻撃をけん引し、天高く優勝カップを掲げることを誓った。
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決勝モードに入った。今大会ここまで全4試合にフル出場。超短期決戦の連戦に疲労は蓄積しているが、全国初制覇に懸ける強い思いが、松本を突き動かす。「ここまで来たら気持ち。ゴールという結果で優勝に導きたい」と、背番号10を背負うチームの「顔」としての自覚を示す。
選手間をぬるぬるっと抜け出すドリブルと、左足から繰り出すパスで「違い」を生み出すJ内定選手。今大会は対戦チームから厳しいマークを受けながらも2得点を挙げた。「もっと決めるチャンスはあった。60点ぐらいの出来」と自己評価は厳しいが、前線に並ぶFW吉田晃盛、MF高足龍ら3年生、途中投入から流れを変える2年生のFW漆舘拳大ら下級生を引っ張る。「それぞれ違った良さがある。心強い」と信頼してパスを送る。
現在J2で得点ランク2位の16点を決めている千葉FW小森飛絢(24)らを擁し、北信越勢として初めて全国大会で準優勝した22年度冬のインカレ決勝は、ベンチ入りもピッチに立つことはできなかった。再び巡ってきた日本一への挑戦権。「あの時の悔しさは忘れていない。ステージは違うが、今度はピッチの上で暴れたい」。
対戦相手の阪南大は過去2度の優勝を誇る名門で、準々決勝以降は無失点で勝ち上がっている。「どんな試合になるか始まらないとわからないが、相手のゴール前でプレーする。しっかりと攻撃の形をつくりたい」。相手のウイークポイントを見抜く戦術観と、アドリブを利かせた発想豊かなプレーで攻撃を操る司令塔が、新たな歴史の扉をこじ開ける。【小林忠】
○…J2ザスパ群馬への来季加入が内定している主将のDF秋元琉星(4年)は、先発フル出場した22年度のインカレ、青森山田高3年時の高校選手権でともに準優勝に終わっている。「もう2位はいらない。準優勝は1回戦負けと同じ。絶対に優勝する」。1回戦から準々決勝までは全試合で先制されてきたが、筑波大との準決勝は無失点に抑えて、PK戦で勝ち上がった。「チームは勝ちながら成長している。自信を持って戦いたい」。声とプレーで最終ラインをまとめ、いい守備からいい攻撃につなげる。