【新潟】MF星雄次「優勝することだけ考えている」11・2ルヴァン杯決勝で攻守つなぎ初冠導く

ゲーム方式の練習でパスを出す新潟星(右)(撮影・小林忠)

アルビレックス新潟は、11月2日のルヴァン杯決勝でクラブ初タイトルをかけて名古屋グランパスと対戦する。決戦に備え、27日は聖籠町で練習。心拍数を高める要素を取り入れた2対2やゲーム形式などで汗を流した。在籍4年目のMF星雄次(32)はチームの枢軸として、豊富な運動量でピッチの広範囲をカバー。パスの出し入れで攻撃の潤滑油も担う男が、相手の守備を揺さぶり決定機を演出する。

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星は、あと1週間に迫った名古屋とのルヴァン杯決勝に向け、静かに闘志を燃やした。「小さな頃から地上波(テレビ)で見ていた舞台に立つチャンスがあることは、すごく楽しみ。いい準備をしていきたい」。落ち着いた口調にも、クラブ初のタイトル獲得へ強い意思がにじんだ。

巧みなポジショニングでボールを呼び込み、的確なパスを味方に届ける。この日の練習でも、その持ち味を披露。最後に行われたゲーム形式で軽快な球さばきを見せた。名古屋には9月のリーグ戦で0-3で完敗。マンツーマン気味の守備に苦しめられたが、今回は「(敵陣でマークを)1枚はがすことが出来れば景色が変わる。内と外の使い分けをうまくやっていきたい」と、機動力で上回るイメージは出来ている。青写真通りに自身がボールを持てれば、周囲は信じて前線へと上がり、分厚い攻撃が生まれるはずだ。

今年5月に右腓骨(ひこつ)骨折で戦線離脱。しかし、9月末に復帰してからは、ボランチとして高いパフォーマンスを継続する。プロ10年目で迎える初のトーナメント戦ファイナル。「アマチュア時代なので参考にはなりませんよ」と前置きした上で、「ユース、大学と全国の決勝は2勝1敗。勝ち越していますよ」とニヤリと明かした。

そんな相性も持っている“俺たちのスター”。口元を引き締めて言った。「勝つことだけ。優勝することだけ考えている」。攻撃と守備のつなぎ役として、全力でクラブに初タイトルをもたらす。【小林忠】