世代トップの点取り屋がインカレ前にケガから復活「感謝伝える」新潟医療福祉大FW青木友佑

左クロスに走り込む新潟医療福祉大・青木(撮影・小林忠)

全日本大学サッカー選手権(インカレ)が7日、全国各地で開幕する。7大会連続10度目出場の新潟医療福祉大(総理大臣杯準優勝、北信越1)は、点取り屋として各年代別日本代表をけん引してきたFW青木友佑(4年)がケガから復帰。大学生活最後のビッグトーナメントでの大暴れを誓う。新潟経営大(同2)は10大会ぶり5度目の出場で上位進出を狙う。新潟産大(同3)は初出場する。

   ◇   ◇   ◇

全国初制覇を狙う新潟医療福祉大に、強烈な「個」を持つストライカーが戻って来た。相手ゴール前で輝きを放つ青木は、一瞬のスピードでマークをはがしてからのワンタッチシュートや、両足から放つ強烈なショットなど多彩なフィニッシュパターンを持つ。「周りとつながりながら最後のところで仕事(得点)をする自信はある」。決勝ラウンド進出を懸けて戦う7日、日本文理大(九州3)との予選ラウンド・プレーオフからゴールネットを揺らす。

FC東京U-15深川に在籍した中学時代から年代別の日本代表でストライカーポジションを任された逸材。トップチーム昇格は間違いないといわれていたが、高2の夏前に左足を負傷。翌年に復帰するも、トップコンディションを取り戻すことは出来なかった。大学進学後もケガが重なり苦しんだが、最後の大舞台に間に合った。インカレは自身初出場。「支えてくれた家族、スタッフ、病院の先生、仲間。感謝の気持ちをプレーで伝える」。

準優勝した今夏の総理大臣杯もケガでスタンド応援。決勝まで勝ち上がったチームが頼もしく、誇らしくも感じたが「俺がいたら…」と、銀メダルを首にかけて涙を流す仲間たちと同じように、悔しさの方が大きかった。「次は『俺が優勝させる』ぐらいの気持ちでいく」。ゴールを奪うという才能をチームのために発揮しながら自身の存在価値を示し、今大会の主役になる。【小林忠】

◆青木友佑(あおき・ゆうすけ)2002年(平14)8月30日生まれ、東京都江東区出身。スターキッカーズ-FC東京U-15深川-FC東京U-18-新潟医療福祉大。17年U-15日本代表、18年U-16日本代表。20年FC東京2種登録選手。趣味は大学から始めた魚釣りと自炊。170センチ、69キロ。利き足は右。

 

○…青木と、アルビレックス新潟への来季新加入が内定している東洋大DF稲村隼翔(4年)はFC東京U-15深川の同期。当時、FWでプレーすることもあった稲村とは2トップを組んだ。稲村は今年、新潟の特別指定選手としてリーグ戦やルヴァン杯決勝の舞台に立ち注目を浴びた。「すごく刺激になる」と青木。対する稲村は「連絡しても(青木から)返信がない(笑い)。ともに勝ち上がり決勝で対決したい」とインカレでのマッチアップを熱望した。