【高校サッカー】流通経大柏、7大会前と同じ決勝の相手に榎本雅大監督「まさに望み通り」

流通経大柏対東海大相模 前半、PKで先制ゴールを決め歓喜する柚木(左から2人目)ら流通経大柏イレブン(撮影・横山健太)

<全国高校サッカー選手権:流通経大柏1-0東海大相模>◇11日◇準決勝◇国立

流通経大柏(千葉)が初出場の東海大相模(神奈川)を破り、6大会ぶりの決勝に進んだ。

榎本雅大監督は「キャプテンの佐藤(夢真)、奈須(琉世)を中心に、0(失点)でいければ負けることはないというふうに選手に聞かせた。前半苦戦したのがそのまま続いちゃったんですけど、後半は守備だけでもきちんとやろうっていう話をして、苦しいけど、非常に成長に見えた」と振り返った。

準々決勝までの3試合で15得点1失点と強さを発揮していた流通経大柏は、前半思うような試合を展開できなかった。

持ち味のプレスがハマらず、中盤のセカンドボール回収でも後手に回った。決定的なチャンスを作れないまま時計の針が進んだ。セットプレーから均衡を破った。

前半40分にロングスローからMF和田哲平(3年)がPKを獲得。10番を背負うMF柚木創(3年)が落ち着いてゴールネットを揺らし、先制に成功した。

後半はリズムをつかみ、チャンスを生み出したが、追加点は奪えなかった。ただ守備陣が集中力を切らさず、無失点に抑えて勝利を呼び込んだ。

13日の決勝で前橋育英(群馬)と対戦する。0-1で敗れた17年度のファイナルと同一カード。当時コーチだった榎本監督は「我々も決勝を戦ってみて、ものすごく考えさせられるゲームだったし、あそこまで追いつかなきゃいけないっていうふうに思いがあったっていうのを覚えてます」と強烈なインパクトを受けた。ある意味、監督として1つ基準となった試合でもある。「監督に就任して、追いつけ、追い越せ、でやってきました。関東を代表する、そして全国を代表するチームだと思います。プレミアリーグでは1勝1敗ということで、本人たちも決着をつけたいという気持ちはあると思う。まさに望み通りの相手というか、望んでいた相手になりました」と借りを返す思いだ。【佐藤成】