【清水】今季初の黒星&無得点、勢いと気迫だけで勝てるほど甘くなかった…安易ミス連発で0-1

G大阪に負け肩を落とす清水イレブン(撮影・石井愛子)

<明治安田J1:G大阪1-0清水>◇8日◇第5節◇パナソニックスタジアム吹田

清水エスパルスは0-1でガンバ大阪に敗れ、今季初黒星を喫した。

開幕から4戦負けなし(2勝2分け)で迎えた一戦は、前半36分に自陣左サイドを崩され、先制点を許した。今季初めて追う展開となった後半も安易なミスを連発。最後まで相手の堅固な守備を崩せず、こちらも今季初の無得点で敗れた。16日の次戦はホームで京都と対戦する。

勢いと気迫だけで勝てるほど、J1は甘くなかった。開幕4戦無敗で敵地に乗り込んだ清水は前半36分に許した1点を守り切られ、完封負けした。相手は元日本代表の宇佐美と中谷の主力2人が負傷で不在。清水も前半15分にDF山原怜音(25)が負傷退場するアクシデントに見舞われたが、現状のベストメンバーで敗れた。秋葉忠宏監督(49)は「まだまだ弱い。脆弱(ぜいじゃく)だということを認識させられるゲームだった」と手厳しかった。

失点シーンは自陣左サイドを崩された。ボール保持者への寄せも甘かった。今季初めて先制され、流れの中での失点も今季初。開幕から4試合は先手を取ることで勝ち点を積んできたが、追う展開からスコアを動かすプレーの精度と迫力が足りなかった。

指揮官が指摘したのは、安易なミスを連発したことだ。「止める、蹴る、運ぶができなければ戦術、戦略以前の問題」。前半からパスがわずかにずれるプレーが目立った。攻撃の起点となるMF乾貴士(36)がボールを奪われてカウンターを食らうシーンも少なくなかった。頼れる司令塔は「今日は俺の責任です。ミスからリズムを悪くしてしまった」と反省を口にした。

後半もミスで焦りが生まれ、再びミスをする負の連鎖を招いた。1点を追う残り10分でFWドウグラスタンキ(31)が途中出場。ブルガリア代表FWアフメドフ(30)との2トップで反撃を試みた。しかし効果的なクロスが入らず、パワープレーでの打開策も「空振り」に終わった。

自滅する形で勝ち点を落としたが、MF宇野禅斗(21)は「ミスからピンチを多く作られた。しっかりと反省して切り替えたい」と顔を上げた。敗因は安易なミスの連発。課題が明確ならば、いち早く修正もできる。【神谷亮磨】