<YBCルヴァン杯:松本0-2新潟>◇1次ラウンド2回戦◇9日◇サンプロアルウィン
昨季準優勝のアルビレックス新潟は大卒ルーキーのFW笠井佳祐(22)がプロ初先発で2得点に絡む活躍を見せ、2-0快勝に導いた。
前半19分、MF落合陸(25)のラストパスにうまく抜け出すと、右足で冷静にフィニッシュ。プロ初ゴールがチームを勢いづかせる先制点となった。「(落合)陸くんから流れて来るかも、と予測していい位置に入り込むことができた」。ゴール後は高く飛び上がって感情を爆発させ、ベンチで待つ仲間のもとに走って喜びを分かち合った。
1-0の後半18分には、ペナルティーエリア左角付近で「相手のセンターバックが食いついて来ているのが分かった」と、最終ラインの背後を狙うランニングを急キャンセル。動かないストーンの役割を果たして相手守備陣のノッキングを誘い、左MF奥村仁(24)のドリブル突破からの追加点を陰でアシストする「頭脳プレー」を見せた。
桐蔭横浜大出身の1年目はFW、中盤、サイドバックをこなす万能型。24年の全日本大学選手権(インカレ)では5得点を挙げ得点王に輝いた。この日の先制点は点取り屋としての能力が凝縮したプロ初ゴールだったが、「もっと決めれるチャンスがあった。うれしさより、課題が多く見えた」と満足はしなかった。
チームは次戦、リーグ戦に戻って13日にホームで横浜FCとマッチアップする。公式戦3連勝に向け、「次はリーグで点を取りたい」。チームとともに勢いづく期待のルーキーが、覚醒する。【小林忠】