【FC東京】後半ATのPKで2連勝 監督の指示「もりげ!と聞こえた」森重真人キッカー譲らず

東京DF森重真人=25年6月14日

<明治安田J1:東京2-1横浜FC>◇28日◇第22節◇味の素スタジアム

ベテランの執念が東京に2連勝をもたらした。2-1で横浜FCに逆転勝利。決勝PKを決めたのは38歳の元日本代表DF森重だった。同点で迎えた後半追加タイム10分過ぎ、松橋監督が「もとき!」と叫ぶ。この日1得点でPKも獲得したFW長倉がキッカーに指名されたが、森重は「『もりげ!』と聞こえた」と譲らなかった。中央上に蹴り込んで勝ち点3をもたらし「誰も蹴らなかったので」と、ニヤリと笑った。

歴代10位となるJ1通算502試合目の出場だった。貫いてきたのは「チームが苦しい時に貢献したい」という思い。前半4分に先制を許した中、後半40分に長倉の2試合連続ゴールで追いつき、最後は森重が「俺しかいない」とPKを決め切った。自身の記録より、チームの勝利が何よりの至福。「記録も伸ばしたいけど、しっかり準備をして3連勝を目指したい」。J1残留へプレーで引っ張り続ける。【藤塚大輔】