<WEリーグ:C大阪ヤンマー0-0マイナビ仙台>◇9日◇第1節◇ヨドコウ
5季目を迎えた女子のプロリーグが開幕し、参入3季目のセレッソ大阪ヤンマーレディースのFW宝田沙織(25)が、4年半ぶりの古巣復帰戦に先発。WEリーグデビュー戦にもなり、試合はスコアレスドローに終わった。
「サポーターの後押しの声がうれしくて、やってやろうという気持ちになった。でも、あそこで交代するのは自分の実力」
ふくらはぎをつり、後半36分に途中交代。放ったシュートは1本だった。
だが、3-4-3システムの最前線に立ち、169センチ、61キロの体で別格のポストプレーを連発させ、存在感を示した。
前半終了間際、MF高和の右クロスを、宝田が前線へダイレクトでパスを供給。抜けだしたMF和田が決定機を迎えたが、丁寧にいきすぎて右足のシュートは左へと外れた。
「自分がターゲットになり、FWが抜けだしてくれるのは練習でもやってきていた」と宝田。この試合で最高の得点機を演出した場面を振り返った。
外した20歳の和田のことを聞かれたエースは「あとで(本人に)言っておきますね」と笑顔で対応し、宝田らしい穏やかでおおらかな空気で仲間を思いやった。
21年東京五輪など、なでしこジャパンでの出場経験も豊富な宝田は、21年1月にC大阪ヤンマー(当時C大阪堺)を離れ、米国、スウェーデンを経て、今年6月にイングランド1部レスターから復帰していた。
欧米ではDFや守備的MFでプレーしており、この日のように本来のFWでプレーするのも4年半ぶりだった。