<総理大臣杯・全日本大学サッカートーナメント:新潟医療福祉大2-1筑波大>◇5日◇2回戦◇いわぎんスタジアムB
新潟医療福祉大(北信越1)が2回戦で筑波大(関東8)を2-1で破り、8強に進出した。0-0の後半9分、MF高足龍(4年)が宣言通りの左足で先制点。同17分には、ストライカーのFW吉田晃盛(4年、来季J3北九州内定)が加点した。同45分に1点を返されたが、DF中野創介(4年)を中心に猛攻を跳ね返した。前回大会ファイナリストの貫禄を見せつけ、1回戦の流通経大(関東1)に続き関東の強豪を連破した。
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前回大会準優勝を上回る全国初優勝を狙う北信越の雄が、心美しく勝った-。ベンチワークを含めてファウルを過剰に求める関東の強豪に対し、ユニホームを引っ張られても文句を言わず、倒れることなくプレーを続けた新潟医福大が好連係から2点を奪った。
試合を動かしたのは、試合前日の4日に居残り練習で「左足のシュートがいい力感。(得点が)来そう」と宣言していた高足だった。0-0の後半9分、中央に切り込んだ左MF田沢夢積(4年)に並走しながら左に流れると、ラストパスを利き足ではない左でズドン。自身の全国大会初得点が、チームを勢いづける先制点となった。「ようやくゴールが来た(笑い)。気持ちよかった」と白い歯を見せて振り返った。
華麗な攻撃のコンダクター。「もっと前で自分の特長を出したかった」と反省していたが、序盤から狭いスペースでパスを引き出しながら、鼻息荒くボールを奪いに来る相手の逆を取る力みのないドリブルで守備の編み目を緩め、チャンスをつくり出した。1-0の後半17分には右MF上之平暉羅(4年)との連係から吉田の追加点に関与。全得点に絡む存在感を放った。「90分で勝ち切れたことは大きい。次に向け、しっかりと疲労を取りたい」と汗を拭った。
前回大会の準決勝に続き筑波大に土をつけた新潟医福大は、1回戦(3日)の流通経大戦から関東勢を連破。タフな連戦を突破した強さは本物だ。中1日で迎える7日の準々決勝は、関西大(関西4)と対戦する。2試合連続ゴールに期待がかかる司令塔は「次も守備から。全員で走り勝つ」。頂点に立つまでは、満足しない。【小林忠】
○…吉田が冷静に追加点を決めた。1-0の後半17分、上之平のパスを中央で受けると、居残り練習で繰り返している形から利き足と逆の左でゴールネットを揺らした。「狙ったコースにいけば入ると思っていたのでGKは見ていなかった」と納得の今大会初得点。初戦からあったチャンスを生かせていなかったストライカーが、目を覚ました。
○…この日が誕生日だったセンターバックの中野が体を張って最少失点に抑えた。試合開始直前、応援団からバースデーソングで背中を押された。「新潟から6、7時間をかけて応援に来てくれている。最後(ロスタイム6分)も、より大きい声援で一緒に戦ってくれた」と感謝した。次戦は2試合で8得点している関西大と対戦する。「疲労はあるが全員で力を合わせ、しっかりと対応したい」。無失点で勝ち上がる。