【東京V】守護神マテウス、15日東京ダービーでJ通算200試合到達「何が何でも勝ち点3」

次節東京戦でJリーグ通算200試合出場になる東京V・GKマテウス笑顔で「200ポーズ」

東京ヴェルディの守護神、GKマテウス(32)が次節15日のFC東京戦でJリーグ通算200試合に到達する。13日、東京・稲城市のクラブハウスで取材に応じ、自らの記念試合を勝利で飾ることを誓った。

2020年に東京Vに加入し、6年目。J2で133試合、そしてJ1で66試合を刻んだ。今季は得点力不足が深刻な中、リーグ戦28試合にフル出場。しかもリーグ最多の13完封を記録している。

「ダービーで200試合になるというのはすごい素晴らしい日になるのかなと思います。やっぱり次の試合(FC東京戦)は何が何でも勝ち点3ってところを考えないといけないです。もちろん勝ったからといって何かが変わるとか、負けたから今年が終わるとか、そういうことはないですけど、やっぱりダービーだし、すごく大事な試合に変わりはない。勝ち点3というところを考えて(明日まで)過ごしたい」

強いメンタルを持ち、最後尾からチームメートに発破をかけ、鼓舞し続ける男。そして自らも決定的なピンチで体を張り、常にケガとも隣り合わせ。それでも勇敢に立ち向かう。

城福浩監督は「彼のシュートストップのところとか、1対1になりかけのところの周りの詰め方とか、彼が持っている独特の才能があると思う。そこは遺憾なく発揮してくれている」。もちろん最多完封数は前線の献身的な守備からスタートしているものであり、マテウスだけのものではないが、その信頼は今季より強くなり不動のものとなっている。

ただチームは直近のリーグ戦5試合連続の無得点。焦れる思いを心の奥にしまい込み、攻撃陣の奮起を待つのみ。チームを結束させる副主将としての役目もまっとうしている。

「この2週間の中で練習試合、トレーニングでも本当に素晴らしくできている。攻撃の質は練習の中でも良くなっているのは見えている。自分自身はすごく満足した2週間を過ごせているというふうに思っています。試合がなかったことで自分たちが修正しなければいけないポイントとか確認することができた」

チームは徹底した攻撃のトレーニングを行い、ゴールを奪う確率を高めることに時間を費やした。加えて夏に加入した寺沼星文や唐山翔自のFW陣もチームのやり方に馴染み、それぞれの特長を出せるようになったのも、マテウスにとっては手応えとなっているようだ。

「まずは勝ち点3、そこだけにフォーカスしないといけない。言わずとも選手たちはスタジアムの雰囲気だったり、いつもと違う試合というのは感じると思う。そういった意味でも特別な試合になるのは間違いない。プレッシャーは感じると思うけど、絶対に勝ち点3を取らなきゃ行けない」

ちなみにJリーグで5年半を過ごし、最も印象に残っている試合は2023年のJ2千葉戦だという。

「3-2で勝ったジェフ戦。あの試合は本当に忘れられない。相性の良くないのはチームでも感じていた中、2点をリードされて、相手にPKを与えた中での逆転勝利だった。その勝利で自分たちは戦えるという確信を持てた。そういった意味でも忘れられない」

一つ、一つの自信の積み上げがチームの成長となり、J1の今につながっている。その原点を思い返すという意味でも、200試合という節目は大きな意味を持つ。守護神マテウスのモチベーションは高まっている。【佐藤隆志】