【国際ユースサッカー】U17新潟選抜が9大会ぶりV、U17ウェールズ代表を得失点差で上回る

後半途中出場のU-17新潟選抜・田中がシュートを放つ(撮影・小林忠)

<国際ユースサッカーin新潟:U-17新潟選抜1-2U-17ウェールズ代表>◇15日◇大会最終日◇デンカビックスワンスタジアム

U-17新潟選抜が9大会ぶり3度目の優勝に輝いた。大会最終日にU-17ウェールズ代表と対戦。前半16分、FW小林椋人(むくと、新潟U18・2年)が左足を振り抜き先制したが、同45分に同点とされ、後半追加タイム1分に失点した。1-2で競り負け、同ウェールズ代表と勝ち点6で並んだが、得失点で上回った。藤田敬三監督(新潟西教諭)は、「全選手がタフに、一丸となって粘り強く戦った。これからサッカー選手として飛躍するためのキッカケにして欲しい重要な大会。いい経験ができた」と大きくうなずいた。

背番号10を託される小林が0-0の前半16分、MF井本修都(新潟U18・3年)との細かいパス交換で中央を突破し、利き足と逆の左でゴールネットを揺らした。「強気に打った。試合には負けてしまったけど、優勝につながってうれしい」と喜んだ。“クセの強い”5人が集まったゴールパフォーマンスについては、「点を取ったら何かしようと。自分が点を取ったから中央になった。特に意味はない」と笑った。

逆転優勝を狙うU-17ウェールズ代表は、個人での打開とユニットでの崩しから猛攻を仕掛けてきた。後半からピッチに立った右DF竹内彪偉(とらい、新潟明訓2年)はドリブル力のある左ウインガーと対峙(たいじ)。「序盤は圧倒された」と振り返ったが、体を当てるタイミング、ボールを自由に運ばせない距離感を徐々につかみ、良さを消していった。「今まで感じたことのない強さ、うまさ、ボールを取っても、まだ、足が残っている。すごかった」と苦笑いも、持ち前の攻撃力でもチャンスを拡大させるなど、慣れない右サイドバックの位置でも持ち味を発揮した。

大会初戦の11日はU-17同オーストラリア代表に3-1。13日の同日本代表戦も2-1で連破するなど、大会を2勝1敗で終えて3度目の優勝を手にした。大会2ゴールを挙げた小林は「即席のチームでも周りの選手とつながり、生かされる自分の良さ、武器に改めて気づけた。さらに上に行くため、チームに戻ったら、もっとエゴを出していきたい」。新潟の選手たちは、世界の同世代と真剣にマッチアップする場で貴重な経験を積み、確実に自信を深めた。【小林忠】

○…後半途中出場のMF田中珀馬(はくま、帝京長岡2年)が中盤でこぼれ球を拾い、シュートカウンターの起点となった。「体が大きい選手を相手にしても、良さは出せたと思います」。終盤には惜しいミドルシュートも放って優勝に貢献した。先発出場したU-17日本代表戦もボール奪取力と展開力で中盤を支配。「いい経験で終わらせず、帝京長岡で選手権に絡めるよう、アピールしていく」と話した。