【東京V】城福監督“ケチャドバ”の理由「やり方でなく、いい奪い方ができれば必ずチャンスに」

東京V城福監督

<明治安田J1:東京V4-2岡山>◇20日◇第30節◇味スタ

東京ヴェルディがホームでファジアーノ岡山を4-2と振り切り、5試合ぶりの白星を挙げた。

献身的に走り、いい守備からいい攻撃へ-。これは城福浩監督(64)が掲げるチームスタイル。その象徴的だった場面は後半43分。自陣で谷口栄斗のボールカットからカウンターを仕掛け、MF福田湧矢のドリブルから最後は谷口が約70メートルを走り得点まで決めた。

その場面について問われると、城福監督はこう話した。

「ここ何試合かちょっと分からないですけども、得点はまったく取れてなくて、得点力不足っていうのも我々の大きな課題っていうのは十分認識してました。今日、選手に伝えたのはペナの中でこういうプレーをしようとか、ここまで入ってきたらニアゾーンでこうしようとか。やり方ではなくて、我々は常にいい守備からのいい攻撃だと、いい奪い方ができれば必ずチャンスになるから、もうそこにフォーカスしろというふうに言って臨んだ」

前半の30分すぎからの15分は岡山の攻勢を受けて2失点と課題も出たが、後半は相手の強力FWルカオ、ウェリック・ポポの圧力を抑えきり、無失点で乗り切り、逆に2点を追加した。

「まさに最後の谷口栄斗のゴールは、(ボールを)取るポイントはちょっと後ろだったですけども、非常に強固な守備からいい奪い方をして、全員が前向きなスプリントができたと思う。我々のベースのところが今日しっかり具現化できたっていう意味では、自信にもなったかなというふうに思います」

ここまで29試合でわずか16得点だったチームが、今季初の3得点以上となる4ゴールでの勝利。かつて本田圭佑が表現した「ケチャップ、ドバドバ」だ。厳しい指揮官も、この日は最後まで自分たちのサッカーをやり切った選手たちをたたえていた。【佐藤隆志】