関東サッカーリーグ1部の最終節が28日に行われ、人気漫画「キャプテン翼」原作者の高橋陽一氏(65)がオーナー兼代表取締役社長を務める南葛SCは、東京・奥戸総合スポーツセンター陸上競技場でエリース豊島FCに2-0で勝利した。しかし勝ち点1差上の東京ユナイテッドFCも勝ったことで、2位となり初優勝はならなかった。
南葛が勝ち、東京Uが引き分け以下なら逆転優勝となる状況。前半21分にFW木下慎之輔がクロスボールを頭で押し込み先制。後半35分にFW福本優芽がエリア内左からゴール右隅にコントロールシュートを流し込み追加点を挙げた。
ピンチもあったが、GK飯吉将通のファインセーブやDF柳裕元を軸に体を張った一丸となったディフェンスで無失点で乗り切った。しかし東京Uが2-1と勝利を収め、初優勝には届かなかった。
高橋オーナーは「チームとしては本当に底上げができていいチームになったなと思います。優勝には一歩届かなかったのは残念な部分でもありますけど、まだ本当の戦いはここからだと思っています」と総括した。
この日の観客は満員の2600人超。葛飾区に南葛SCが根付いていることを証明している。風間八宏監督が志向する攻撃的なスタイルはエンタメ性が高く、ファンを楽しませている。高橋オーナーも「おもしろいサッカーをしているので、やっぱりこれだけの人が見に来てくれるんだと思います。これを続けていきたい」と言う。
2位フィニッシュだが、日本フットボールリーグ(JFL)昇格の道は残されている。既に出場権を得ている10月11日開幕の全国社会人サッカー選手権(青森開催)で3位以内に入れば、JFL切符を懸けた11月の地域サッカーチャンピオンズリーグに進出できる。
高橋オーナーは「まだまだ決定機を決めきれないところだったり、守備でもちょっと危ないところとかもあるので、そういうのをもっと洗練させて、力強いチームになれば上がれるじゃないかなと思っています。来季はJFLで戦いたい。昇格は自分たち次第だと思っています」と期待を込めた。