<明治安田J1:浦和1-0神戸V>◇第33節◇4日◇埼玉
浦和レッズが本拠地でヴィッセル神戸を1-0で破り、5試合ぶりの勝利を挙げた。負ければ優勝の可能性がなくなる一戦で、3連覇を狙う強敵を退けた。
守護神GK西川周作(39)がヒーローになった。前半41分の相手PKの大ピンチで右に横っ跳びでビッグセーブ。チームを救い、1-0勝利に貢献した。
「決められても当たり前だと余裕を持ちながらゴールマウスに立つことができた。昨年も宮代選手はアウェーで止めているので余裕につながったかな。最後までプレッシャーをかけることができた」
日本人トップの11点を誇る相手FW宮代大聖(25)との駆け引きを制した。
「戦犯」から「救世主」になった。9月20日の鹿島アントラーズ戦。最後尾からのビルドアップのパスミスで決勝点を献上した。「僕自身の問題で、誰のせいというよりは自分で解決するしかなかった。1つ悔しい思いをして立ち上がる作業が必要だった」。
フィールドプレーヤー並の足元の技術で、攻撃の起点になることは武器の1つ。「あの失点は間違いなく意味があって、ミスしないことが一番いいけど、なぜミスったか頭のなかで理解するのが重要だった」。自分自身に向き合い、これまで取り組んでいたプレーをを継続つつ、ある程度リスクを負わずに前に蹴ることもいとわなくなった。
鹿島戦後は、3試合連続完封。直近2戦は引き分けだったが、この日は勝利をつかんだ。精神的な強さを示すプレーを続けている。「あの時のミスはニュースになったんですけど、(今日は)良いニュースをみなさんに書いてもらえれば、GKやる子たちが勇気をもらえるのではないかと思います」とにっこり笑った。