浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督(53)が23日、次節FC町田ゼルビア戦(25日、埼玉ス)に向けてメディア取材に応じ、副審を小突く退場処分で今季残り4試合を欠場することになったMF金子拓郎(28)について「チームにとって重要な教訓になった」と戒めの言葉を口にした。
前節の横浜F・マリノス戦(0-4負け)を振り返った流れで金子の退場についてあらためて問われると「マリノス戦のもう1つの悪い側面ですね」と言った上で「レッドカードを受けた拓郎の振るまい、あれはあってはならないことです」と強調した。
試合の流れやスタジアムの雰囲気、そして主審のジャッジも含めて「ナーバスになっている中であのような行動を取ってしまった。そこはもっと落ち着いて責任ある行動を取らないといけない。そこで退場することによって、この試合だけではなく、今シーズンの残り全試合に影響を及ぼすことになります。拓郎は我々にとって非常に重要な選手であり、拓郎がいなければ攻撃力は低下すると思います」と語った。
そして「チーム全員にとって重要な教訓になったと思います。時間を戻すことはできませんけれど、今後この経験を生かしたい」と肝に銘じた。
Jリーグ規律委員会による懲罰内容は、4試合の出場停止と罰金40万円。加えてクラブ独自の処分として、金子への制裁金、代表取締役社長は役員報酬の10%を2か月間自主返納、スポーツダイレクターは月次報酬の10%を2か月間自主返納。さらに金子本人から報酬の一部を自主返納する申し出があり、クラブ側も受け入れた。
金子は残り4試合に出られないが、チーム練習には合流している。
スコルジャ監督は金子本人と何か話をしたかなどと問われると、「私は基本的に選手を守りたい。あの状況の中で人間としてああいう反応を示したことに理解は示しますけれど、プロとしては受け入れてはいけない行動です。チームにとっては大きな問題。右サイドは拓郎の王国でしたので、彼の不在は我々にとって大きく響くと思います。拓郎自身も今回の件は重大なことだと認識していますので、また同じような場面があれば、まったく違う行動を取ると思います」。
また、横浜戦における主審のジャッジはストレスのたまるものだったのかと問われると、「緊張感が高まる試合は今シーズン、何度かありました。だけど私は審判にプレッシャーを掛けるタイプの監督ではありません」と断った。その上で「我々にとって受け入れられない判定があれば、(正規のルートで)それはしっかり伝えるようにします」と話した。