<明治安田J2:千葉1-1藤枝>◇9日◇第36節第2日◇フクアリ
3位ジェフユナイテッド市原・千葉が痛恨ドローに終わり、得失点差で4位に後退した。16位に沈む藤枝MYFCをホームに迎え撃ったが、勝ち点1止まり。ここまで1差で追ってきた2位V・ファーレン長崎と差を3に広げられた。2009年以来となる17季ぶりのJ1復帰へ、自動昇格圏2位以内が遠のいた。
前半7分、左CKから藤枝DF楠本卓海(29)に浮き球をダイレクトで蹴り込まれ、先制を許した。
しかし6分後、千葉MF日高大(30)の右CKから追いつく。ペナルティーエリアでMF田口泰士(34)が相手のイエローカードを誘ってPKを獲得。15分、FW石川大地(29)がゴール左を射抜き、すぐ同点とした。
ところが、前節5得点(2日、ホーム北海道コンサドーレ札幌戦)の攻撃陣が続かない。得点を渇望した後半。40分までに、相手を大きく上回る計15本のシュートを浴びせたが、決定力を欠いた。
勝ち切れなかっただけでなく、順位も下がった。4位RB大宮アルディージャが、首位の水戸ホーリーホックを敵地で2-0撃破。勝ち点63で並ばれ、得失点差では7も下回って、入れ替わりで4位へ。小林慶行監督(47)は「勝たなければいけないゲームだった。勝利に期待して数多くのサポーターに足を運んでもらったが、それを笑顔に変えられず…申し訳ない」と声を落とした。
あと2試合。苦しい立場となったが、まだ優勝も、自動昇格枠の2位に逆転で食い込む可能性も残す。23日の大分トリニータ戦と29日の最終節(第38節)FC今治戦へ「もう連勝するしかないし、それを可能にするだけの最高の準備をし続けることしかない」と指揮官。昇格プレーオフ圏外7位のジュビロ磐田にも勝ち点3差まで迫られたが、残り2節で最上位を目指す姿勢は変わらない。
今季は6月末まで首位を快走。その後も上位に踏みとどまり、降格後最大かもしれないチャンスを逃すわけにはいかない。ここからが正念場だ。「オリジナル10」の伝統クラブが17季ぶりJ1復帰へ、まだ諦める理由はない。【泉光太郎】