J2ジュビロ磐田DF松原后(29)が後輩たちの活躍を刺激に、J1昇格への決意を新たにした。15日の全国高校サッカー選手権県大会決勝で母校の浜松開誠館が3年ぶり3度目の優勝を飾り、全国切符を手にした。同校OBの松原(15年卒)は「静岡でチャンピオンになるのは本当にすごい」と祝福。昨季まで磐田の指揮を執った横内昭展監督(57)率いる山形との次戦に向けて、モチベーションは上がっている。
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うれしいニュースを自分のことのように喜んだ。松原は母校の県選手権優勝を受け、「静岡で勝つこと自体すごいと思う」と賛辞を送った。準々決勝からインターネットでの配信で応援していたといい、後輩たちの戦いぶりにも驚かされた。
松原は「いろんな学校との対戦を見たけれど、組織力は開誠館が1番だった。プロのようなプレッシングをしていた」。自身は高校3年時の県選手権準決勝で藤枝東に敗戦。後輩たちは今年6月の県総体でも初優勝し、「夏と冬の連覇は僕らの時では考えられなかった」と当時を振り返った。全国選手権は今回で3度目の出場。「これからは(全国の)常連になってくるんじゃないか」とさらなる活躍にも期待している。
「先輩」としても恥ずかしい姿は見せられない。23日はホームで山形と対戦する。今季も残り2試合で現在7位だが、J1昇格プレーオフ(PO)圏内の6位仙台とは勝ち点1差。3位大宮との勝ち点も3差と、1試合の結果次第で順位が入れ替わる可能性が高い。昇格レースに生き残るためには勝利だけが求められるゲームで、「このクラブのターニングポイントになる」と表情を引き締めた。
さらに、燃える理由もある。次戦は昨季まで磐田を指揮していた横内監督が率いる山形が相手。磐田では選手と監督の間柄で2シーズン共闘した。松原は「恩師と言える存在で自分のキャリアに影響を与えてくれた監督」と強調。再会を心待ちにしている。
山形とは4月の前回対戦でスコアレスドローに終わった。相手は直近6試合で4勝2分けと好調だが、「自分たちのフットボールをすれば必ず勝ち点3は取れる」と言い切った。今季のホーム最終戦を勝利で飾り、逆転昇格に向けて突き進む。【神谷亮磨】