【高校サッカー】清水ユースが無敗でプレミアL参入戦切符!沢登正朗監督「ハードワークの証」

後半、先制点を決め祝福される清水ユース・宇山(中央)

<高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ東海:清水ユース1-0藤枝明誠>◇22日◇第16節◇BOFほか

全国高校サッカー選手権に出場する浜松開誠館は1-1で東海大静岡翔洋と引き分けた。県選手権優勝後初の公式戦でFW松下蓮(3年)が1得点。エース不在の中でアピールした。首位の清水ユースは藤枝明誠を1-0で下した。途中出場のFW宇山桂介(3年)が決勝点。開幕から無敗をキープし、来月12日開幕(広島)のプレミアリーグ参入プレーオフ(PO)に出場する2位以内を確定させた。

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無傷のまま、次なるステージへと駒を進めた。開幕から11勝4分けの清水ユースは、約1カ月ぶりのリーグ再開戦も完封で勝ち点3を奪取。3位浜松開誠館との勝ち点差を「11」に広げ、2試合を残してプレミアリーグ参入PO出場を決めた。沢登正朗監督(55)は「負けなしで来られたのは、選手たちが練習からハードワークをしてきた証だと思う」とうなずいた。

FW宇山がヒーローになった。0-0の後半18分に途中出場。トップ下に入ると、同26分だった。ゴール左で横パスを受けて右足を振る。シュートは相手GKの手に触れながらもネットを揺らした。「ボールは持てている印象があったので、自分が入って最後のゴール、アシストができたらと思っていた。シュートは甘かったけど入って良かった」。駆け寄る仲間と笑顔でハイタッチを交わした。

3月に負った右足中足骨骨折から故障が重なり、この日も「最長30分」の条件付きでの出場だった宇山。限られた時間の中でも今季4点目で起用に応え、これが決勝点となった。指揮官も「流れを変えるという交代選手の役割を果たしてくれた」と拍手。序盤から主導権を握りながらも、1点が奪えなかった状況を打破した苦労人をたたえた。

29日に迎える次節は、県選手権準優勝の藤枝東と対戦する。宇山は「目の前の1戦1戦を大事にして、良い形でプレーオフに進みたい」。沢登監督も「残り2試合も強度の高い相手と戦える。しっかり勝ち切りながら、自信を持ってプレーオフに向かいたいと思う」と結んだ。ここがゴールではない。次は無敗でのリーグ連覇をターゲットに、まだまだ突き進む。【前田和哉】