【仙台】ドローで自動昇格圏内消滅、PO進出も持ち越し 森山佳郎監督「勝ち点3を取るだけ」

秋田対仙台 試合前、ピッチを見つめるJ2仙台森山監督(撮影・高橋香奈)

<明治安田J2:秋田0-0仙台>◇23日◇第37節◇ソユースタジアム

自動昇格圏内(2位以上)は消滅し、プレーオフ(PO)進出決定も持ち越しとなった。

ベガルタ仙台がブラウブリッツ秋田に0-0のドロー。強度の高い秋田に対し、FW荒木駿太(26)をはじめ、相手の5本を大きく上回る13本のシュートを放つも決定機を逃した。勝ち点差1だった7位磐田もドローに終わり、PO圏内の6位に踏みとどまったが、29日のホームでのいわき戦にすべてを懸けることになった。

  ◇  ◇  ◇

小雨降るピッチにドローを告げるホイッスルが鳴り響いた。前半21分、ペナルティーエリア付近の相良からのパスに荒木が合わせるも相手キーパーの好守に阻まれた。同36分にも、郷家からのクロスを宮崎が頭で合わせ、ゴール前の荒木が滑り込むも、あと1歩でネットを揺らすことはできず、スタジアムにはどよめきが広がった。試合終了後、肩を落とした背番号47は「チャンスはあった。ゴール前にも入れているのに、決めきれなかったのが悔しい」と唇をかんだ。

負けられない試合が続く中で、練習に励む選手らは森山佳郎監督(58)から「運命を変えるかもしれないトレーニング」と活を入れられ、目の前の1戦にフォーカスしていた。秋田の強度とロングボール対策は機能して失点を抑えるも、攻撃では決定機をいかせず。森山監督は「前半に点が決まれば後半は相手に対してカウンターというゲーム展開にできたのかな」と悔やんだ。荒木も「勝てないということはもっと突き詰めた練習をしていかなければならない」と気を引き締め直した。

普段は他の試合結果をすぐに確認しないという指揮官も、この日ばかりは勝ち点1差で迫る磐田の結果を素早く確認。「首の皮はつながって、自力で上がれるチャンスはある」と前向きに、ホームでのいわきとの最終戦を見据える。「プレーオフ1回戦のような試合。今シーズンが肯定されるか否定されるかぐらいのとてつもなく重要な試合。サポーターの皆さんと相手を飲み込んで勝ち点3を取るだけです」。次こそ、集大成をみせる時だ。【高橋香奈】

○…約3カ月ぶりの先発出場のDF高田椋汰(25)が左サイドに圧をかけた。「左サイドがキーポイントになるって分かっていたので、負けたくないと思っていました。ここで勝ち切ることができればパーフェクトな試合だった」。約5000人のベガルタサポーターが駆けつけたが「本当に期待に応えたいという思い。最後は死にもの狂いで勝ち点3だけを取りにいきます」と力を込めた。

【J2】水戸V&昇格お預け 長崎に敗れ2位転落 千葉3位浮上 大宮下した徳島4位/スコア詳細