【沼津】鈴木秀人監督「消化試合ではない」入れ替え戦前に臨む今季最終戦で弾みつける

練習を見守る沼津鈴木監督(中央)

J3アスルクラロ沼津は29日にアウェー讃岐戦を迎える。前節の福島戦で最下位が確定したチームは、25日に裾野市内のグラウンドで練習を再開した。12月7日にアウェー、同14日にホームで行われるJFL2位レイラック滋賀との入れ替え戦を前に臨む今季最終戦。鈴木秀人監督(51)は「消化試合ではない」と強調した。弾みとなる勝ち点3を目指す。

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シーズン最下位が決まった23日の福島戦から、中1日で行われた沼津の公開練習。オフ明けの選手たちは前を向き、決意を胸にグラウンドに立った。同試合のスタメン組と控え組に分かれ、それぞれのメニューを消化。讃岐戦に備えて再びスタートを切った。

その先には、レイラック滋賀との入れ替え戦が待つ。鈴木監督は「消化試合とは考えていない。連敗したまま入れ替え戦を迎えたら、受け身になってしまうこともある。いろいろと試し、勢いをつけられるチャンスがある。勝つことが大事」。指揮官の言葉がチームの思いを代弁していた。既に順位は確定したが、単なる消化試合ではない。

ボランチのMF徳永晃太郎(29)も「入れ替え戦に向けて準備をして、それを公式戦で試せる。失敗が出たとしても、修正材料としてつなげられる。順位はどうであれ、勝利を目指して全員で思い切ってチャレンジしたい」と続いた。課題の修正、人選、選手の組み合わせなど-。クラブの命運を懸けた決戦を見据えた上での戦い。「結果」と「内容」の両方を追って収穫の多い90分を目指す。

ホーム最終戦となった福島戦。1-3での敗戦後、スタンドに頭を下げる選手たちにブーイングはなく、背中を押す応援が送られた。在籍7年目の徳永は「結果で示さないといけないと強く思った。いろいろな人の思いが、このクラブにはある。その思いを背負って、責任を持って戦うことが僕らの使命。どんな状況になっても最後まで走り続けて、勝利をつかみ取りたいと思っている」と語気を強めた。

生き残りを懸けた戦いは、2試合ではなく3試合。J3残留のミッションを果たすために死力を尽くす。【前田和哉】