J2ベガルタ仙台は26日、29日のいわき戦(ユアテックスタジアム仙台)に向け練習を行った。前節秋田戦ではドロー。最終節を残し4位徳島から7位磐田までが勝ち点3差でひしめく中、6位仙台のプレーオフ(PO)出場は次戦に委ねられた。大一番での勝利をつかむため、森山佳郎監督(58)はワンプレーの重みを選手たちに熱く訴えかけた。
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「この1本で全てが決まるくらいの気持ちで」。森山監督の威勢のいい声が響き渡り、選手たちはボールを追い、必死にゴールへとつないだ。さらに、大一番を前に「このしびれる状況でサッカーができる事は本当に幸せなこと」とあらためて伝えた。
2月に開幕したリーグ戦も、1戦を残すのみ。16勝14分け7敗、6位で最終戦を迎える。「勝ち点の忘れ物が多くてこの順位にいますけど…。自分たちの手でチャンスを広げられる権利がある状態をポジティブに捉えていきたい」。前向きに、勝ち点3だけを見据える。
いわきについて「最も手ごわい相手と言っても過言ではない」と厳しい戦いになることを示唆。いわきは被ゴール期待値や、シュート総数でリーグ上位に位置し、前節秋田と比較しても「強度の上に、攻撃力がある」と評する。セットプレーやプレスの強度にも警戒を強めながらも「お互い少ないチャンスで、いかにネットを揺らせるか。もうここまで来たら、いかにフレッシュでギラギラした状態でピッチに入っていけるかが重要になってくる」と最終調整に気を引き締める。
前節アウェーでの秋田戦には、約5000人のベガルタサポーターが駆けつけた。ホームでの最終戦のチケットも15日には完売。「サポーターの皆さんと一致団結、共闘していきたい。今度は、勝たないとPO進出もない。塊になって、相手に襲いかかりたいと思います」。数々のドラマをつくってきたホームで、昇格へのチャンスをこじ開ける。【高橋香奈】