【仙台】臥薪嘗胆の1年…郷家友太「勝ちだけを求めて」激烈PO進出争い 29日最終節いわき戦

シュート練習をするJ2仙台MF郷家(撮影・高橋香奈)

J2ベガルタ仙台はきょう29日、リーグ最終節となるいわき戦(ユアテックスタジアム仙台)を迎える。4位徳島から7位磐田までが勝ち点3差でひしめく中、6位仙台はプレーオフ(PO)出場に向け、勝利だけを目指す。大一番を前にキャプテンのMF郷家友太(26)と副キャプテンのMF松井蓮之(25)が意気込みを語った。

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最終戦までもつれ込んだ熾烈(しれつ)なPO進出争いを控え、キャプテン郷家は「もう勝つしかない状況の中で緊張感をもって、クラブハウスの中でも決勝の前のようないい気持ちができあがっている」。自身とチームメートの闘志の高ぶりを感じている。

悔しさを忘れずに戦ってきた。開幕戦からの毎試合、試合前ミーティングの最後には、森山佳郎監督(58)が昨年プレーオフで敗れた時の悔しい表情、涙するシーンを映し出した。「頭の中にそのシーンが入っていて、チーム全員で悔しい思いを胸にこの1年戦ってきました」と郷家。

昨年は同じ最終節を迎える時点でプレーオフ圏外の7位。リーグ最終戦の大分戦では、郷家が決勝弾を放ちPOへと導いた。「自分が決めて勝つというのはもちろん」とゴールへの執念は変わらぬも「結果が求められる今は誰が決めてもいい。もう本当にきれいなサッカーではなく、汚い、泥くさいサッカーでもいいので勝ちだけを求めていきたい」と最後までピッチをかけるつもりだ。

けがや累積警告による前節の出場停止もあり、この一戦に懸ける松井は「この勝ち点のかかる状況で故郷のいわきとできるのは感慨深い。出られない期間もコンディションをあげてきたので、試合に出たら自分のパフォーマンスを全て出せる」と気合十分。強度の高い相手に対しても、持ち味の球際に強さがいきる。「そこで負けてしまったら僕が出ている意味がないと思って毎試合臨んでいる。僕たちが相手の土俵で勝つことが出来れば、完封して勝てる状況をつくれる」とアグレッシブに戦い抜く。

昨年の悔しさを胸に、今季こそはと昇格を見つめ完全移籍した。「かなえられるチャンスがあることを幸せだと思って、J1に上がるために僕の持っているパワーを全部注いでいきたい」と松井。

昇格への道を切り開くために、満員のユアスタで最後まで魂を焦がしていく。【高橋香奈】

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