【鹿島】県主導で新スタジアム建設へ 小泉文明社長「世界に誇れる地域のプラットフォームに」

J1鹿島の小泉文明社長(2020年1月撮影)

J1鹿島アントラーズは12日、茨城県、鹿嶋市と3者で新スタジアムを整備する方針を発表した。メルカリスタジアム隣接地の「卜伝の郷(ぼくでんのさと)運動公園」(鹿嶋市)が建設予定地。茨城県が主導する形で進めていく。

鹿島の小泉文明社長は「新スタジアムを世界に誇れる地域のプラットフォームに育て上げるべく、全力を尽くしてまいります」などとコメントしている。

建設から30年以上が経過した現スタジアムは年間約8億円の維持管理コストが大きな課題となっていた。クラブが中心となり、新スタジアム整備の検討を推進し、可能性を模索。新スタジアムは公設としつつ、建設費の一部や運営・維持管理にアントラーズなど民間活力を導入することが最適と判断し、県に対して提案し、新設方針が決定した。

卜伝の郷運動公園を建設予定地とし、周辺まちづくりなどの検討も含めて正式決定する。現スタジアムは解体予定も、一部をレガシーとして残す案もある。プロジェクトにおける三者の役割を次のように明記している。

◇茨城県

新スタジアムの整備主体として、プロジェクトを主導する立場

◇鹿嶋市

まちづくりの観点から、周辺インフラ整備やスタジアムを核とした周辺を魅力あるエリアに発展させるための検討を担う立場

◇鹿島アントラーズ

これまでのスタジアム運営で培った知見・経験や民間の自由な発想による収益性向上のための検討を担う立場

各代表者コメントは次の通り。

◇茨城県大井川和彦知事

「新スタジアム整備に向け、県・鹿嶋市・鹿島アントラーズで方向性を共有できたことを大変心強く感じています。今後は県が主導することにより、地域の新たなシンボルとなるスタジアムの早期かつ確実な整備の実現に向けた検討を進めてまいります」

◇鹿嶋市田口伸一市長

「新スタジアムを核とした一体的な開発により、この周辺エリアを年間を通じて多くの人でにぎわい、魅力あるエリアとするため、茨城県、鹿島アントラーズおよび関係者の皆様とともに一丸となって、このプロジェクトが成功できるよう全力で取り組んでまいります」

◇株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー小泉文明代表取締役社長

「地域のシンボルを次世代へつなぐという茨城県ならびに鹿嶋市の英断に、心より感謝申し上げます。我々は民間の知見を最大限に注ぎ込み、新スタジアムを世界に誇れる地域のプラットフォームに育て上げるべく、全力を尽くしてまいります」