<第41回静岡県ヤングサッカーフェスティバル:静岡ユース1-0 U17高校日本選抜>◇1日◇草薙総合運動場陸上競技場
計3試合が行われ、U-17静岡県ユース選抜は1-0でU-17日本高校選抜を撃破した。前半18分にMF西岡健斗(2年=磐田ユース)が右足ミドルを決め、これが決勝点となった。2種登録選手として昨年の天皇杯でトップチームの公式戦にも出場を果たすなど、所属クラブでも中心を担うボランチ。4月に開幕を控える高円宮杯プレミアリーグに向けて弾みをつけた。
◇ ◇ ◇
“ラッキー”な一撃がネットを揺らした。0-0の前半18分。中央左でパスを受けたU-17静岡県ユース選抜のMF西岡が、右足を振り抜いた。「少しダフった。打った時はダメだと思った」。本人が抱いた感覚とは対照的に、不規則な回転がかかったシュートは相手GKの前で沈みワンバウンド。手に当たりながらもゴールに転がった。
貴重な先制点にチームメートも背番号「8」の周りに集まる。笑顔で抱き合った。後半は押し込まれる時間帯が続いたが、全員で粘って虎の子の1点を死守。日本高校選抜から“金星”を挙げた。殊勲のヒーローは「相手が誰でも負けられない。自分がチームを勝たせるという気持ちが強かった。みんながすごく喜んでくれて、僕もうれしかった」と白い歯を見せた。
所属する磐田ユースは、今季からプレミアリーグに復帰する。昨季途中からトップチームの指揮を執った安間貴義監督(56)も戻り、高校年代最高峰の舞台に挑む。来月に迫った開幕を見据え「チームの完成度は上がってきている。自分がもっと良い影響を与えて勝ちに導けるようにやっていきたい」と自覚十分。弾みとなる決勝点も決め、頼もしい言葉が並んだ。
昨年6月の天皇杯2回戦で先発し、後半30分までプレー。既にトップデビューも果たしているボランチは、今季も先月27日に2種登録された。「今季も(トップに)絡んでいけるように、どんどんアピールしていきたいと思う」。磐田の未来を担う期待の戦力は、さらなる成長を誓い、決意を新たにした。【前田和哉】
○…U-16静岡県選抜男子が同東京都選抜男子に完封負けした。前半は連動した守備によるボール奪取から好機をつくったが、ゴールは奪えず。運動量が落ちた後半に3失点して力尽きた。昨年の国スポでは決勝で東京に敗れ、準優勝に終わった。現メンバーで唯一、当時の悔しさを知るMF石川塔梧主将(1年=浜松開誠館高)は「去年負けている分、勝ちたかった。悔しい」と唇をかんだ。
○…U-16静岡県選抜女子は耐えきれず、同東京都選抜女子に引き分けた。前半3分、FW花沢麻里衣(3年=藤枝順心SCジュニアユース)が右足で先制点。先手を取ったが、後半追加タイムに同点とされた。優勝を目指す国スポに向けて腕試しの場となったが、勝ちきれず。花沢は「もっと、チーム全員でコミュニケーションを取っていかなければいけない」と課題を口にしていた。