<明治安田J2・J3百年構想リーグ:仙台1-1湘南>◇7日◇第5節◇ユアスタ
勝ち点3はお預けも、上位対決を制した。J2ベガルタ仙台が、2位湘南ベルマーレに1-1からのPK戦で4-2で勝利。5戦負けなしで首位をキープした。前半23分にFW小林心(25)がヘディング弾で先制。後半38分に同点に追いつかれ2試合連続のPK戦へもつれ込んだが、GK林彰洋(38)の好セーブもあり、勝ち点2を死守した。
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今季最初にユアスタのネットを揺らしたのは背番号11だった。前半23分、DF高田がペナルティーエリア右のDF五十嵐につなぎ、放たれたクロスにゴール前の小林が頭でゴール左下へ押し込んだ。「狙っていたので、ユアスタでの初ゴールがうれしかったですし、ここから波に乗っていけるかなと思います」。おなじみの「かめはめ波」のパフォーマンスで喜びをかみしめた。
指揮官の起用に応えた。アーリークロスへの対応、素早く攻めきることを狙い、小林は今季初先発に起用された。昨季は6月に仙台に加入し3得点。途中出場で試合を決定づけるゴールでユアスタを沸かせてきた。それでも「昨年はスタメンで出させてもらった時もありましたけど、うまくいかなかった時が多かった。スタメンのチャンスが来たら前半で絶対に点を取りにいこうと思っていました」。
覚悟をもって結果で示した小林は「今後のプレーの幅だったり、ゴリさん(森山監督)の起用方法だったりを覆していければと思いました」とさらなる飛躍へと気を引き締めた。
2試合連続のPK勝ちで、開幕から5戦負けなし。昨年までJ1が主戦場だった湘南相手に渡り合った手応えを残した。森山佳郎監督(58)は「リードした後の戦い方には課題を残しましたが、互角の戦いもできて、内容は悪くなかった。勝つべき時にしっかり勝てるかも僕らの課題なので、来週からもう1回勝ち切ることを意識していきたい」。次戦もホームで相模原を迎え撃つ。【高橋香奈】
○…MF松井蓮之(26)の姉で俳優の松井愛莉(29)が始球式などに参加、スタンドからは愛莉コールが湧いた。久しぶりの来場に試合前の松井蓮は「何度か来ているので特に意識はしていないです」と口にしていたものの、ピッチ上で「頑張ってね」と一声かけられると笑みを浮かべた。この日もアンカーを全う。「次こそは90分で勝ちきれるように」と前を向いた。
▽湘南・長沢徹監督(57)「立ち上がりから相手の圧に押されプレーがつながらない状況が続いてしまった。(次回の対戦では)我々が先手を取れるような試合に仕上げたいと思います」