JFA田嶋幸三名誉会長 今西和男さんへ感謝「今西さんの存在なくして今の日本サッカーはない」

日本サッカー協会の田嶋幸三名誉会長(2026年3月撮影)

サンフレッチェ広島は16日、初代総監督だった今西和男さんが同日未明に肺炎のため死去したと発表した。85歳だった。

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長(68)がJFAを通じてコメントを発表した。

筑波大の後輩でもある田嶋名誉会長は「今西さんの存在なくして今の日本サッカー、日本代表はありません。森保監督2度目のワールドカップを見ていただけなかったことが残念でなりません。どうか、天国で森保ジャパンを見守ってください。ありがとうございました」などと伝えた。

コメント全文は次の通り。

今西さんのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

今西さんは東京教育大学(現、筑波大)の先輩で、私はそのときから今西さんの薫陶を受けてきました。サンフレッチェ広島では総監督として手腕を発揮され、1994年、Jリーグ1stステージ優勝に導かれました。その後、JFAの強化委員会の副委員長に就任され、私は委員として今西さんの下で、西野朗監督率いるU-23日本代表と加茂周監督の日本代表のサポートに携わりました。高所大所から判断される方で、特に監督人事のことについて多くを学びました。

1997年、加茂監督の続投を巡って議論が紛糾し、強化委員会の提案がJFA理事会で却下されたとき、委員会を解散して全員で辞めようという流れになりました。しかし、育成の改革が道半ばだったことから今西さんと小野剛氏が残ることになり、今西さんは多くの批判を受け止めながら育成改革を進めててくださいました。今、こうして多くの選手がヨーロッパのトップリーグで活躍するまでになったのは、あのときの改革があったからこそでしょう。

マツダSC時代に長崎日大高校の一プレーヤーだった森保一選手を見出し、日本代表選手へと育てた今西さん。彼は今、日本代表監督として「優勝」を目標に6月のFIFAワールドカップに臨みます。今西さんの存在なくして今の日本サッカー、日本代表はありません。森保監督2度目のワールドカップを見ていただけなかったことが残念でなりません。どうか、天国で森保ジャパンを見守ってください。ありがとうございました。