【ACLE】神戸4強!GK前川黛也「恐怖感じなかった」おでこ骨折も強行出場 好セーブ連発

前川黛也(2026年2月撮影)

<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)アルサド(カタール)3(4PK5)3神戸>◇16日◇準々決勝◇プリンス・アブドゥラー・アル・ファイサル・スタジアム

ヴィッセル神戸が大激戦の末にアルサド(カタール)を破り、5大会ぶり4強入りを決めた。神戸は2度リードを許すも、2-3の後半追加タイムにMF武藤嘉紀(33)が劇的同点弾を決め、延長ではGK前川黛也(31)が好セーブ連発。その後のPK戦を5-4で制した。20日(日本時間21日)の準決勝ではアルアハリ(サウジアラビア)-ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)の勝者と対戦する。

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神戸がPK戦を制すと、ヘッドギア姿のGK前川を中心に歓喜の輪ができた。DFトゥーレルは涙を流していた。2人は11日のJ1で激突して交代し、チームが「命に別条はない」と声明を出すほど心配された。強行出場で好守を連発した前川は「恐怖は感じなかった。絶対に勝利に貢献したかった」と胸を張った。

元ブラジル代表フィルミノらが絡む速攻に苦しめられて3失点したが、延長では至近距離からのシュートを阻むなど再三の決定機をセーブ。体を張った守備で勝利を引き寄せた。

前川は「おでこの裂傷と骨折」を押して出た。脳振とうの疑いのトゥーレルは前日に一部メニューをこなしただけで先発。アジア制覇に懸ける思いに、スキッベ監督は「前川が救ってくれた。トゥーレルも全ての力を出した。本当に強い男たち」と声を上ずらせた。