<明治安田J1百年構想リーグ:広島2-0長崎>◇18日◇WESTグループ第11節◇Eピース
サンフレッチェ広島がホームでV・ファーレン長崎を2-0で下し、約1カ月ぶりの90分勝利を飾った。
DF陣とともに最後まで失点を許さなかった日本代表GK大迫敬介(26)は「ほとんどピンチはなかったと思う。コミュニケーションも増えてきているし、試合を重ねるごとに良くなっている感覚がチームとしてもある」と6戦ぶりクリーンシートに胸を張った。
広島の初代総監督で、ユース寮建設など育成面でもクラブの礎を築いた今西和男さんが16日に85歳で亡くなり、黙とうをささげ、喪章を着用してプレーする追悼試合となった。アカデミー育ちの守護神は「サンフレッチェの歴史をつくってくれた肩の1人だと思うので、そういった方のためにも勝ちたい試合だった」と秘めた思いをプレーにつなげたことを口にした。
この日は日本代表の森保一監督が視察に訪れ、大迫のプレーを「ディフェンスラインをオーガナイズして未然にピンチを防ぐことを、リーダーシップを持って表現していたと思うし、きわどいシュートが何度か飛んできた中、しっかり準備してシュートストップすることもできていた」と高く評価した。そのことを伝えられると「本当ですか?ありがとうございます」と一瞬笑顔を見せたが、表情を引き締めた。
5月15日のW杯メンバー発表まで約1カ月。広島の守護神は「特別に何かをするわけではなく、今までのプレーを続けることが大事」と、日々を大切に過ごし、運命の時を待つ。