【ACLE】町田キーマン相馬勇紀「僕は決勝でも絶対に点を決める」エリキと自らに「注目して」

町田の相馬勇紀(2025年12月撮影)

アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)でファイナリストとなったFC町田ゼルビアのエース、相馬勇紀(29)が初出場初優勝へゴールを誓った。

大一番、地元の強豪アルアハリ(サウジアラビア)との決勝戦(25日=日本時間26日午前1時15分)を前にオンラインでメディア対応し、意気込みを口にした。

負傷明け初戦となった準決勝のシャバーブ・アルアハリ戦(UAE)では、前半12分に相手ボールをカットして値千金の先制ゴール。この1点を守り抜き、1-0で勝利した。

決勝戦でもタイトルへのキーマンと目される相馬は「やっぱり僕とエリキかな。今年2人で(点を)取り続けてきて、僕は決勝でも絶対に点を決める、チームのために走るっていうところもあり、エリキも本当に今までチームでもゴールでたくさん作ってきてくれたので、大事なところでエリキは絶対に取ると思って、その2人に注目してほしい」。自らを鼓舞するかのように“注目してほしい”とアピールした。

22年ワールドカップ(W杯)カタール大会に日本代表として出場するなど、相馬の経験値は誰よりも高い。欧州で活躍した選手をそろえるアルアハリ戦でも、苦しい時に相馬の堂々とした振る舞いがチームの勇気となりそうだ。

-海外を経験したからこそ、相馬選手が決勝でチームにもたらせることや声をかけていきたいことは

「自分はカタールワールドカップを経験させてもらってたり、東京五輪もそうですし、大会に挑む時、今まで偉大な先輩たちがどういった声かけしてきたのかすごく頭に残ってますし、そういうチームを鼓舞するような、盛り上げるような、みんな闘志が湧くような言葉をかけていきたい」

加えて欧州の選手たちを相手にした時の“間合い”を会得しているのも強みだ。

「個人としては自分がやっぱり海外でポルトガルでプレーして一番学んだこと。ボールの置きどころだったり、日本じゃ届かないような距離のタックルの歩幅だったり、タックルしてくるタイミングだったりとかが全然違ったり、あとどうやって体をぶつけたら大きい選手からボールを取られずにキープできるかとか、そういう個人スキルが本当に自分の中では上がったなと思うので、試合中なかなかボールが落ち着かない中でも、1回自分がボールを受けて、相手がいるけど2人ぐらいはがして、1回ボールを落ち着かせることだったり、ゴール前のシュートのところ。どういった角度にボールを置けば相手は触れないか、相手は苦手なのかっていうのは、ある程度自分の中での形は分かっているものがあるので、そこで結果で違いを出したいなと思います」

24年夏、名古屋から町田へ移籍した。タイトルを取るための新たなチャレンジの意味があった。

「このチャンピオンスリーグの優勝は、正直日本のチームが経験できるタイトルの中でやっぱり一番難しいし、特別。僕まだJリーグを優勝したことないからそんなこと言える立場ではないかもしれないけど、やっぱり客観的に規模とか考えてもやっぱり一番難しい優勝なのかなと。だからこそ、それを勝ち取れた時の成長だったり喜びは大きいと思う」

そして町田へ移籍する際のエピソードまで明かした。

「自分がまずクラブ入る前に原(靖フットボールダイレクター)さんとズームミーティングをしたんですけど、その時にもこのタイトルを取るっていうこと。入る時はまずエンブレムに星をつけたいっていう話をたくさんしていたと思うんですけど、それの多分何十倍ぐらいの大きな意味のある星になると思う。もう(昌子)源くんが常々言ってましたけど、ただファイナリストになりに行くんじゃなくて、僕らはチャンピオンになりに行くので、それをやるだけかなと思います」

相手に押し込まれ、苦しい時間帯は増えるだろう。しかしそれは前方に広大なスペースが広がっている事を意味する。相馬がチームの勇気となり、難攻不落のアジアの頂点へ向かう。